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その1 (トロッコ電車)


長らく降った雨も前日には止んで、今日は朝から晴れ。絶好の行楽日和だ。今日は嫁と母ちゃんと京都の保津川下りに行く予定。京都の行くなんて20年ぶり。いやー楽しみだ。

いつも四日市で渋滞する新名神ルートを避けて、今日は名神コースを選択。しかし、名神は絶対的な交通量が多く、一宮で30分ほど渋滞に捕まる。まー、多少の渋滞は止むなしか。どちらのルートもそんなに変わらんなー。

京都南ICに11時に着き、そこから今日の目的地である嵐山へ京都市内を抜けて行く。

保津川下りは亀岡というところから下り始め、嵐山で終わる。乗船と下船の場所が異なるので、船の乗り場まではほかの交通機関で行く必要がある。

通常?は下船場所である嵐山へ車を止め、そこからトロッコ電車で乗船場である亀岡まで行く。家も嵐山に車を止め、トロッコ嵯峨駅からトロッコで亀岡まで行くことにした。

さて、狭い古都の道路を抜け、やっとこさ嵐山へ着く。今回はトロッコ電車乗客用の駐車場(1000円/1日)を利用した。トロッコ電車乗り場は駐車場から10分程だ。

期待に胸ふくらませ、向かったトロッコ電車乗り場で思いもよらぬ看板を目にする。

「増水の為、運航を中止・・・」。

なんですと。。。
思いもよらぬ事態にしばしぼーぜんとするが、仕方がないのでかすかな希望を胸にとりあえず、乗船場までトロッコ列車で向かうことにする。

トロッコ列車は全席指定(600円)でチケットは当日乗り場で買うか、JR西日本の窓口や旅行代理店で前売りを買ったりして手にする。家は当日買ったが、桜や紅葉シーズンは前売りを買っておいたほうが安心だ。

トロッコの乗車時間までは40分ほどあったのでしばし周辺をぶらつく。

駅の隣には19世紀に活躍した列車のプチ展示館でメインはSL展示だ。ホールの前にはSLのどでかい車輪のオブジェがある。車輪でかっ!
中に入るとレトロ&リッチな喫茶スペースの向うに立派なSLが4台展示されていた。SLデカいね。

ちなみに、間近で見たり、中に入ったりするのは有料(500円)。この写真は有料スペースの外から写したもの。顔を見るだけならお金払って中に入る必要ないかな。
2階は鉄道のジオラマ展示&販売スペース。ジオラマの中の電車を操ったり、実に豊富なジオラマグッズを物色したり、鉄道ファンにはなかかな魅力的な場所だろうな。

ちなみに、駅の隣にはさらにジオラマ館なる有料のスペースがあり、そこには日本最大級の鉄道ジオラマがあるとか。料金は500円で先ほどのSLの有料スペースとの共通券となっている。
さて、乗車時間も近づいてきたのでそろそろ駅弁でも買ってトロッコで食べようと思い、駅弁を探すが、なかなか見つからない。おかしいなと思い、駅員に聞くとなんと売ってないとのこと。

おいおい、今日は駅弁を食べる為に昼飯を食べなかったのに、そりゃないぜ。駅弁くらい置いといて欲しかったよ。。。

仕方がないので気を取り直してトロッコへと向かう。嵯峨野トロッコは貨物車両を改造した客車をディーゼル機関車で動かしているもの。ディーゼル車両はレトロな外観でなかなかよろし。
伸二郎たちの席はザ・リッチと名付けられた車両にあった。ザ・リッチだなんて、ちょっとよろしいじゃないか。
ザ・リッチはトロッコ列車の中で1両しかなく、その特徴はとにかくオープン!窓どころか窓枠や壁すらない。腰より下は格子で風はスースー。さらに足元まで細かい鉄の格子との徹底ぶり。

とことん季節を感じられるしようとなっている。ちなみに、天井は透明なアクリル。

当日券で特に良い席を頼んだわけでなかったが、最高の席に座れたようだ。運が良いねぇ。
時間になり、トロッコ発車。平均車速は25km/hとゆっくりだが、スーパーオープンな車両ゆえ、風がもろに通って少し寒いくらいだ。ザ・リッチに乗る人は一枚多めに上着を持ってきたほうがいいかな。

トロッコはもともと貨物車ゆえ、音がなかなか賑わしく、トンネルではかなりの音だった。

そのトンネル、内部照明が電球なので、とっても暗く、音と相まってちょっと昔の列車の雰囲気。それもまたいいじゃないか。
トロッコは川下りをする予定だった保津川沿いを走る。保津川は2日前までの大雨の影響で濁流と化しており、かすかに保津川下りへの期待を抱いていた伸二郎の希望を打ち砕いた。まー、こりゃ厳しいわ。。。
トロッコは途中、保津峡駅に止まった。保津峡駅には乗客はいなかったが、かわりに綺麗に並んだ狸御一行がお見送りをしてくれた。

「ああー、愛らしいね」なんて思っていたら。。。
え”っ、気に入らなかったの?
なんちゅー表情してんの。。。

トロッコには保津峡駅のほかに亀岡駅にも狸が置いてある。狸を「他を抜く」にかけているらしく、演技が良いとのことだけど、なんだか他(乗客)を狸自身が抜きたいかの表情だね。。。まー、感じ方は人それぞれってことだけど。。。
トロッコ列車は終点亀岡まで30分弱の乗車。京都と思えぬ山深い渓谷を楽しめておすすめ。なお、川の右岸を走る割合が多く、亀岡が進行方向のときは車両右側の席がおすすめ。
亀岡駅に着いたら昼飯でも食べようと思っていたが、駅の周辺は田んぼと畑しかなく、断念。

川下りはやっぱりやっておらず、仕方がないので、馬車(駅から川下りの乗船場まで向かうもの)の馬を眺め、トロッコ亀岡駅を後にJR亀岡駅に向かう。
嵯峨嵐山まではJRでわずか10分で到着。あっちゅーまに戻ってきた。とりあえず、昼飯でも食うか。。。


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