猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その3


中岳から少し進むと裾合平と間宮岳の分岐に着く。案内看板にはお鉢平への案内もあった。立ち入り禁止なのに。昔は歩くことができたのかな?
分岐を間宮岳方面に進むと再びガスに覆われてきた。だんだん天気が回復してくると思っていたんだが、全然そんな気配がないな。うーむ、予想が外れた。。。
間宮岳は山頂付近がなだらかな地形で木々もないため、登山道がわかり辛い。特にこんなガスがかかった日には迷いやすい。登山道と思われるくぼみに沿ってなんとか進むことができたが、注意が必要だな。
その間宮岳山頂はすっかりガスの中。人の姿もなく、ちょっとおっかないくらい。青空が恋しい。。。
その間宮岳山頂から少し進むと、また山頂か?と勘違いしてしまいそうな分岐点に着く。これを旭岳方面へ。もう、どこをどう行っているかさっぱりわからない。
間宮岳からはなだらかに下っている。時折ガスが薄くなり、晴れるかなと思わせるが、すぐにまた濃いガスに包まれてしまう。

晴れたら景色を楽しみながらの楽しい道だろうに。。。
しばらくは続いた緩やかな下りが、傾斜の強いくだりになると、やがて間宮岳と旭岳の鞍部に着く。ここはキャンプ指定地となっており、水場もある。でも、トイレが見当たらんな。。。
鞍部からは旭岳らしい急傾斜で滑りやすい坂道。姿見ロープウェー方面からでも間宮岳方面からでも一緒なんだな。

ふくらはぎをパンパンにさせながら旭岳登頂。後は下りだけだし、今までと異なり、登山者も多く、安心だ。人もほとんどいないガスガス道を通ってきた心細さから解放され、少しほっとした。

頂上からの景色はというと、がっぽり雲の中でなーんも見えず。結局、30分ほど粘ったが景色は見れなかった。旭岳とは相性があんまりよくないんかな?

また景色を見る為リベンジ登山することを誓って山頂を後に。今度こそ晴れてくれよ。。。
旭岳から姿見ロープウェーまでの道は火山らしい荒涼としたもの。富士山とかに似てるかな。

傾斜も強く、滑りやすいので転ばぬように注意が必要だ。

右(北)側は火山ガスが発生している谷になっており、白い火山ガスが見えるはずだが、今日は雲だかガスなんだかよくわからないな。
頂上からの下りで時折青空が見えるが、雲が晴れることはなく、結局旭岳の姿は下山路でも見えなかった。お楽しみはとっておけってことなんだろな。
姿見の池が見えてきた頃、少し雲の下に出たようで視界が広がった。

姿見の池の「姿」とは旭岳の姿のことだろう。池越しには晴れれば正面に旭岳の姿がどーんと見えて壮観とか。
姿見の池からロープウェーまでは平坦な道。両脇にはお花畑が広がり、高山植物の最盛期には花の海となろう。大雪は本当に高山植物が豊富だ。

チケットを買ってロープウェーに乗り込む。

標高を下げると雲から完全に出て、晴れの空間が広がった。暑い。山の上以外はこんなに晴れて暑かったのか。
ロープウェーを降りてからはバスで旭川駅まで行く。バスの乗車最終時刻は17:30なのでバス利用者は下山時間に注意が必要。
旭川駅まで戻ってくるとすっかり日が落ちていた。ちょっとかわいらしいネオンを横目に特急の乗車券を買うため緑の窓口へ。
旭川から上川駅までは「オホーツク」という北海道らしい名前の特急で行った。ちょっと古い車体のようでガタンゴトンとよく揺れて外観同様に味のある乗り心地だった。
上川駅に着いたのは20時過ぎ。止めてあったバイクに乗り、近くのキャンプ場へ向かった。

今回は大雪のプチ縦走を堪能する予定だったが、天気が良くなく、堪能はできなかった。それでも黒岳〜お鉢平の開放的でダイナミックな景色楽しむことができたことは良かった。

旭岳、間宮岳はまたいつかリベンジだな。

黒岳〜旭岳は距離は結構あるが、それほど標高差もなく、何よりも景色・雰囲気が素晴らしいので晴天ならとてもおすすめだ。


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大雪黒岳〜旭岳縦走 2010年8月

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