猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その4



8/14
3:00起床。寝ぼけ眼を擦り、お湯を沸かす。カップ麺を食べるとすこし汗ばんできた。暑い。

今年は北海道と思えないほど蒸し暑い日が続き、昨日も山の上とは思えぬ暑さだった。そのせいだろうか、やたらとブヨが多く、昨日の夜は刺されまくった。まったく、山の上で虫に刺されまくるとは思いもよらんかったぞ。

コーヒーを飲んでぼんやりしてると少し明るくなってきた。昨日溜まっていた雲も朝方ならなくなってるだろう。どーれどんな景色が待ってるんだーい?とチャックを開けると、なんとガッツリガス!どうなってんんだこりゃ。

朝焼けを戸蔦別から撮ろうと思っていたが、こりゃだめだ。三脚担いできたが、今回も使わず終いかなぁ。

すこしがっかりしながらテントを撤収し、5:30、世話になったR1さんに挨拶をして出発。七ツ沼カールから稜線には下の写真のルートで登る。
カールから稜線へはなかなかの急傾斜。まだ朝一とあって体力があるので良いが、夕方とかだったらかなり辛いだろうな。
キツイ登りだが、道の両脇には高山植物が多く、雰囲気は良い。今年はコバイケイソウが豊作の年の様で白い花が沢山見られた。
イワオトギリ。この登山でとても多く見かけた花。
急登を登りきり、稜線に着くとガスが晴れてきて戸蔦別が姿を現した。おお、良いぞ。戸蔦別に登りきるまでこのままでいてくれよ。
戸蔦別までの登りはちょっときつかったが、景色が見えていたのでそれ程苦にならなかった。振り返った幌尻はとても雄大で素敵だ。今回は幌尻の姿を拝めないと思っていただけにうれしい。
北を見れば伏見岳へと続く縦走路。昨日、すれ違った人は伏見岳から縦走してきたと言っていた。この長い稜線を歩いてきたなんてなかなかすごいな。

この人とは帰りフェリーで再開した。この人もバイク乗りだった。北海道を何度も旅してるバイク乗りはまだ見たことのない景色、感動を求めて山を登るのが多いらしい。確かに、マンネリしちゃうもんなー。
東を見ればカムイエクウチカウシへと続く長い稜線。日高山脈の山深さを感じる景色だ。
10分程休憩して北戸蔦別へ進もうとすると、急にガスが湧いてきた。稜線を抜ける雲はあっという間に稜線を覆い、辺りを白い世界へと変えてしまった。日高山脈はガスが湧きやすいのかな?
まっしろけっけな道を進み、北戸蔦別へ到着。稜線を流れる雲の影響で戸蔦別や幌尻岳は雲の海に浮かぶ島の様だった。
北戸蔦別で少し休憩した後、ヌカビラ岳へと下る。北戸蔦別のヌカビラ側に少し下ったところは小さな鞍部でテント適地。北戸蔦別の頂上テン泊スペースが埋まっていたらこちらでも良いだろう。
緩やかな道をのんびりと歩くとやがてヌカビラ岳へ。戸蔦別と幌尻岳を眺めながら休憩。青空だとなお良かったが、まー、見えただけでも良しとするか。次にもし来るなら澄んだ秋晴れに来たいな。。。
ヌカビラ岳以降は展望も無く、淡々と下る。泥んこ道を転ばぬように注意して下り、沢沿いを下り、取水口までたどり着く。あとは林道を歩くだけだ。ただ、この登り返しはちょいといただけんな。
帰りの林道はとても長く感じられ、自転車が欲しいと思った。まー、バイク旅行では無理だけどね。

13:30、無事に駐車場へとたどり着く。ふぅー、天気はいまいちだったが、なかなか充実した登山だった。

仲良く並ぶR1さんのバイクと伸二郎の883。まさか七ツ沼で一緒にテントを張るとはね。バイク乗りのつながりもなかなかのもんだ。
着替えを済ませ、充実感に浸りながら林道を走った。これで北海道登山も一区切り。なんだか感慨深いな。。。


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