猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その1



5/4
前日の皇海山に引き続き、同じ群馬にある武尊山に登る。奥利根町のキャンプ場を6:00に出発し、みなかみ町にある武尊山登山口へ向かう。途中にある県道63はワインディンが続くとても楽しい道。車も少なく久しぶりにバイクの走りを堪能した。

キャンプ場を抜け、しばし走ると武尊山登山口に到着。車は6台。それなりに登山者はいるようだ。トイレを済ませた後、着替えて出発。
武尊神社で今日の天気と安全をお願いした後、林道を進む。
林道は雪が積もってたり、地面が出てたりするが、次第に雪が多くなる。ちょっと想像していたよりも雪は多いようだ。例年こんな感じなのか、今年は多めなのか?
雪の林道を進んでいくと小さな沢にぶつかり、これを渡ると、
剣ヶ峰と避難小屋への分岐に出る。これをまずは剣ヶ峰方面へ。
右に沢を見ながら進んでいく、今日の地図はいつもの山と高原地図では無く、10年前のガイドブック。地図は小さく、見づらい。雪で登山道もトレースも見えない中、その見づらい地図を見ながら進んでいくが、どうも変だ。

行く手に見えるはずの剣ヶ峰はちっとも見えず、沢もなんだか地図よりも細い。間違いに確信し、GPSを見る。やっぱり1つ北側の沢を進んでしまっているようだ。やっちまったと思いながら、急傾斜を登って本来の沢を目指して尾根をまたぐ。
地図だとそのまま進んだところに渡渉ポイントがあるはずだが、ちっともそんな感じはしない。雪の季節だから登山道が見えないんだと考え、適当なところを下ろうと沢に向けて下るが、崖のような傾斜だ。

うーん、ここはちょっとまずいかなと思いつつ、とりあえず下れるだけ下る。が、最後の沢へのところが3,4m位の断崖になっており、ジャンプしないと下れない。

ジャンプして下ろうかと思ったが、着地点は沢が流れ、うまいこと着地するものも難しそうだ。着地を失敗して足を挫こうもんならまともに下山するのも難しい。ちょっと考えた末に、止めて崖のような場所を登り返し戻る。
もう一度地図を見てもう少し下かなとか思い沢を見ながら尾根を下るが、相変わらず崖のような場所が続き、全然渡れそうにない。これ以上の時間のロスは厳しいと考え、すごく残念だが分岐まで戻ることにした。

後でわかったことだが、持っている地図のルートは今は無く、もっと上流側の沢への傾斜が緩いところが本当の渡渉ポイントだった。今回伸二郎が渡ろうとしたところは沢への傾斜が一番キツイところで運悪くもっとも危険な場所を選んでしまったみたいだ。ジャンプせんくて良かったな。

さて、1時間以上のロスを経て分岐まで戻り、今度は避難小屋方面へと進む。
こっちはトレースがしっかりあるだろうと思いきや、トレースは薄く、赤布もほとんどない。これは困った。
雪が結構あるので、夏道を通らず、尾根を行くことにした。適当な沢を詰め、まずは枝尾根を目指す。
やっとこさ登りつめるとちょっと視界が開け、谷川連峰の山々の姿が目に飛び込んできた。なかなか綺麗だ。
さぁ、ここからは展望を楽しみながらの尾根登りかと思いきや、目の前に現れたのは雪の稜線でなく、藪の道だった。沢筋の急登の後は藪との戦いか。残雪の武尊山、なかなか手強いね。。。
幾度となく現れる藪にイライラしながら登って行くと赤布のある稜線にぶつかった。おっと思ってGPSを確認すると、どうやら夏道に合流したようだ。やれやれ、これで藪漕ぎともおさらばだな。
しばらくは傾斜も緩く楽だったが、行者転げ手前から傾斜はかなり急になってきた。それまでの急な登りでだいぶ足が疲れていたこともあり、この登りがきつかった。
やがて樹林帯を外れて雪の急斜面を直登。空には輪っかの虹が。うーん、天気が悪くなる傾向か?
振り返れば青空に尾瀬の山々。なかなか綺麗じゃないか。頂上に着くまで晴れててくれれば良いのだが。。。
急な雪の斜面を登りきると傾斜が緩くなり、前方にはちょっとした段差のような崖が現れる。ここが行者転げのようだ。
真っ直ぐに進んでいくと鎖の着いた岩場があった。ここが行者転げ。足元はちょっと凍っていたが、それほど難しくなく通過。ここに至る急傾斜はきつかったが、行者転げ自体は特に問題ないかな。
行者転げを越えるともうきつい傾斜は無い。視界が開け、気持ちも明るくなってきた。
武尊山頂上付近はもう目の前だ。武尊山頂上付近は雪もそれ程多くなく、確実に進めば何の問題も無い。あと少し、頑張りまっしょい。


その1 | その2
武尊山 2014年5月


登山-上信、北関東へ戻る登山トップへ戻る