その２

	五色沼避難小屋からはいったん南にお堀？沿いを進み、標識があるところで白根山に向けて曲がる。

	始めは樹林帯を行く。風も無く、暖かで平和だ。雪は結構深く、トレースはあるが、ところどころトレースラッセル状態。結構疲れる。

	樹林帯を抜けると急傾斜を直登。積雪量が多い時期は雪崩が気になる場所だ。ここもトレースはあったが、雪が柔らかく、トレースラッセル状態。結構疲れた。トレースが無かったらさぞかし苦労しただろうなー。

	急傾斜をひーこら言いながら登って行くと傾斜が緩まった。風は強いが飛ばされるようなものではない。景色も良く見えてきたし、いい気分だ。

	目の前には頂上が見えてきた。もうひと踏ん張りだ。疲れて重くなった足を前へとすすめ、最後の登りを行く。

	そしてようやく頂上へ。誰もいない頂上は寒風吹き荒れて寒かったが心はすごく暖かかった。いやー、一度は諦めかけた頂上、たどり着けて本当にうれしい。これも鈴木さんのおかげだ。本当に感謝。

	頂上からは360度の展望。南には遠く富士山。少し西には真っ白な浅間山。

	東には男体山や女峰山。眼下の五色沼は雪が積もっており、一色沼に。これだけは雪の無い季節に見たかったな。

	北西には越後の山々と至仏山。あっちは雪が多そうだ。

	少し視線を右に移せば特徴的な燧ケ岳、いや会津駒なのか？この辺の山は全然わかんないや。

	西。正面の山は上州武尊山。登るには登れたけど、ちょっと悔いが残る山だったからまた再チャレンジしたいな。

	しばし頂上でまったりしたのち、往路を戻る。風は強いが、今日は本当にいい天気だ。

	登りで苦しんだ白根山直下の急傾斜。いやー、こうしてみると良く登ってきたもんだ。雪崩起きないか心配になるくらいの急斜面だ。さっさと下ってしまおう。

	登りはキツイが、下りは楽ちん。鈴木さんも余裕のポーズ。やっぱ下りは良いですね。

	避難小屋で少し休憩した後、少し登りかえして前白根へ。振り返ってみる白根山は実に美しく、しばらく見とれいていた。

	白根山直下の急登。こうして見返してもなかなかの急傾斜だな。よく登ったよ。

	たっぷりと眺めを楽しんだ後は来た道をまったりと戻ってスキー場へ。鈴木さん、今日は本当にありがとうございました。

	登山の後はお風呂に入って、

	餃子。今日は今市にある餃子の正嗣。昨日食べれなかったので、リベンジだ。着いたのは18：00前だったが、18：30には餃子が無くなって閉店していた。いやー危なかった。正嗣は本当に早めに来なかんな。で、肝心の餃子だが、あっさり目で美味しい。でも個人的には大きくてジューシーなみんみんの方が好きかな。まー、好みは人それぞれなので、気になる人はどちらも食べてくださいな。

	正嗣もみんみんと同じく水餃子がある。栃木では焼き餃子と水餃子両方食べるのがスタンダードなのかな。

	お腹も満たされ満足。日光白根山、冬に登るのは結構きつかったが、前白根からの迫力ある姿や頂上からの360度の景色は苦労して登るだけのことはある。時間、体力がいるので、登ろうと思っている人は早めの出発としっかりと行動食を持ってくことをお勧めする。

その１　｜　その２

日光白根山　2014年12月　トップへ