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みずがき山 '05年10月



今回の登山は前日(12/19)に移動して上日川峠で車中泊、12/20に日帰りで大菩薩を登る予定だった。が、裂石温泉から林道を登っていこうとするとなんと冬季通行止めではないか。

上日川峠まで車で行く計画はまんまと崩れ去った。

じゃあどうするかと考えたが、特に良い考えも無く、登山口が下になった分出発を早めることにして就寝。キーンと冷えた夜だった。

翌(12/20)朝、4時に起き、朝飯を食べる。空には星が輝いているが、とても寒い。車の温度計はー4℃を指していた。外出たくなくなるな。。。

食事、着替えを済ませ、丸川峠分岐の駐車場に車を止める。外はまだ真っ暗だ。

ザックなどを準備していると車が一台入って来た。冬にはあまり向かなさそうなFRのセダンだなと思っていたら、中からおじさんが出てきて伸二郎に話しかけてきた。

聞くと伸二郎と同じように上日川峠まで行く予定だったらしい。お互い、残念ですな〜。

さらに、このおじさん、あまり登山をしない人みたいで、持ってる地図はホームページのスーパー簡易なものを印刷したヤツ。計画が崩れて道が分からなくなったみたいで、上日川峠にはどう行けばいいかと聞かれた。

一応、教えるも、やはり分からないみたいで、行こうかどうか迷っていた。とりあえず、明るくなってから登ったほうが良いと思うな。。。
そんなおじさんに別れを告げ、真っ暗な林道を歩きだす。千石茶屋への橋が見えたところで、これを渡り、林道をしばらく進む。この林道を少しいったら登山口があるはずだ。。。

が、思ってたより登山道入り口までの距離があり、途中何度も見落としてないかと山側をチェックした。

それらしい「なんちゃって登山口」が多いこと。。。今回、間違いはしなかったが、暗い中初めての道を行くのは本当に神経使うな。

林道から登山道へ折れると、割と分かりやすくなり、少し気が楽になった。よく踏まれている登山道で良かったな。

登山道はつづら折れの急登を経て尾根道となる。木々の間からは塩山市の夜景が綺麗だった。
おっかない闇の世界もやがて終わり、辺りはうっすら明るくなってきた。さらに登ると、朝日が上がったようで、ようやく景色が見えてきた。やれやれ、これで一安心だ。
林道にいったん近づいて、また離れた後、斜面をトラバース気味に進んで行き、再び林道に近づくと、上日川峠はすぐ。

林道にぶち当たるとお洒落な建物が見えた。ここが上日川峠で、お洒落な建物はロッヂ長兵衛だ。
ロッヂ長兵衛には水場がある。これ以降は水場が無いので、補給しておいたほうが良いだろう。

しっかし、こんなにも凍っていてなお、水が出てるなんてすごいね。
なお、今回、裂石からの林道は通行止めだったが、甲斐大和側からの道路は通行止めになっておらず、上日川峠まで車で来れるみたいだった。
長兵衛の主人に聞いたところ、1月5日ぐらいまで通れるとか。
長兵衛荘前からは朝日に輝く甲武信岳、遠くに雲を抱いた南アルプスが見えた。南アルプスがガスってるってことは、冬型がまだきついのかな。
ロッヂ長兵衛から福ちゃん荘までは舗装路を歩く。木々と笹に囲まれた静かな道だ。
程なく、福ちゃん荘到着。かなり寒いのに入り口が開いていた。山の人は寒さに強いんだな〜。
福ちゃん荘の正面には今日歩く稜線が見える。こうして見るとずいぶん近いな。今日は案外楽チン登山かも。


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