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みずがき山 '05年10月



大菩薩峠でしばし休憩したあとちょっと南に足を伸ばす。ガイドブックで見ると、天狗棚山という場所の展望が良さそうなので、そこまで行ってみる事に。

熊沢山へは森の中の急登。しかし、長くは続かず、すぐにピークを越え、再び素晴しい展望が広がる。

笹野原の向こうに見える小さなピークが天狗棚山かな?えらく近いな。
天狗棚山にはあっさりと着いた。こんなにすぐ着いてしまうとは時間余っちゃったな。

天狗棚山からは確かに眺めが良かったが、肝心の富士の眺めは無かった。富士は小金沢山に隠れているようで、小金沢山まで行けばふたたび富士は見れそうだ。

小金沢山まで行こうか少し悩んだが、今日は雰囲気の良い大菩薩峠でまったりしたかったのであっさりパス。
大菩薩峠へ帰る途中、熊沢山で再び富士の眺めを楽しむ。いつの間にか雲が幾つか富士の周りに浮かんでいた。

雲を従えた富士の姿もまた味があって良い。端整な富士は何でも様になるねぇ。
さて、時間に余裕ができた伸二郎は大菩薩峠でダラダラ開始。まずは昼飯だ。

今日の昼はお気に入りの坦坦麺。これが美味いんだよね。
その後コーヒーを飲んだり、別の登山者と話をしたりしてまったり。

ふと見ると、道標の上にお地蔵さんがいる。寒い中行き先を教えてくれてご苦労様です。
さらにまったりしていたが、今日はうちまではるばる帰らなければならないので下山開始。いやー、良い山だった(ってまだおわってねーつーの)。。。

介山荘横を通り、勝緑荘への道を下っていく。唐松尾根と異なり、えらく整備された道だ。
よく整備された道を下っていくと、勝緑荘にぶつかり、そこからは林道歩き。こちらの道はなんとも楽チンだ。
林道の途中には富士見山荘がある。富士見山荘なんて名前から想像がつくとおり、富士見山荘からは富士山が見える。
富士見山荘前の展望台には「大菩薩名所」とあるが、そこまでの眺めではない。やっぱ稜線からの眺めにはかなわんかな。

富士見山荘前の展望台からの眺めはこんなかんじ。
富士見山荘のあたりは唐松が綺麗だ。唐松は末でありながら枯れるため、色に季節感があって良い。青い空にも良く映える。

紅葉の時期に来たら黄金色の登山道になるんだろうな。
林道は福ちゃん荘にぶつかり、そこからは往路を辿り、ロッヂ長兵衛へ。

行きには気付かなかったが、長兵衛の屋根にはソーラーパネルが設置してあった。自然の中にある山小屋ではクリーンエネルギーが大事だもんね。
長兵衛で少し休憩した後、往路を辿り下っていく。途中、面白い形の木々を楽しみながら、順調に下っていく。漫画で顔付きで出てきそうな形だな。
登山道は非常に歩きやすいが、季節がら、落ち葉が大量にあり、ちょっと滑りやすかった。スピードの出しすぎには注意だな。
行きにおっかなかった登山道も初冬の季節感溢れる綺麗な登山道に変わっていた。やっぱ、登山は明るくないとね。

14:20、予定より早く丸川峠分岐駐車場に着いた。疲れもほとんど無い。今日は景色がよく楽しい登山だった。大菩薩は前評判どおり素敵な場所だったな。


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