頂上手前100mも無いところで敗退したのは2/3。リベンジを誓ってはや1か月以上がたった。その間に左足親指を骨折するイマイチなことがあって、ずいぶん遅れてしまった。 しかし、足も山が登れるほどに治り、ようやくリベンジの時がやってきた。天気予報は晴天で問題なし。少し暖かすぎるのが気になるが、最近まとまった降雪もないし、今回のコースでは雪崩が起きることも無いだろう。 ちょっと気になるのは黄砂が来そうなこと。こればかりは仕方がないが、なるべく来ないでもらいたいなぁ。。。 3/8 予想外に帰るの遅くなったし、黄砂予報もあって、ちょいと行く気が無くなりそうになる。しかし、細かなこと気にしてたら登る時期を逃してしまう。 行くしかねー。レッツラゴー。 てなわけで出発。 出発の遅れから、予定を変更して小黒川PAで車中泊をすることに。24:30小黒川PAに着き、就寝。季節外れの暖かな夜だった。 3/9 ちょいと寝坊したが、許容範囲。松本ICで下りて、R158をのんびり走り、スキー場へは8:15着。 天気は快晴。空は青く、山は白く輝き、今のところ、黄砂の影響は無いみたいだ。 |
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風は強いが気温はすごく高い。雪は良く締まっていそうだ。 準備をしてリフトを最上部まで乗り継ぐ。 今回は頂上まで体力をなるべく残しておきたかったので重いボードは担ぐのをやめてリフト終点に置いておくことにした。 |
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スノーシューを履いてもう3度目になるツアーコースを出発。雪も締まって歩きやすい。 | ||
それにしても、今日は人が多い。暖かな天気予報のせいか、3月だからか? 大半はスキーやボードを持っており、肩の小屋付近から滑る人たちだろうが、登山者の団体もいる。春山になるのを待って登る人たちのようだ。 |
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雪は予想通り良く締まっており、スノーシューを履いているので沈むことも無かった。今日の雪ならワカンでも沈まないだろう。 行く先には雪煙を上げる乗鞍。今日も稜線の風は強そうだ。 |
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順調に進み位ヶ原への急登を登りきると、吹きっさらしの位ヶ原に出る。雪はいっそう硬く締まっており、ここからはアイゼンでも良さそうだった。 | ||
時折吹く強い風に足を止められるが、順調に進み、肩の小屋口のバス停付近に着く。前回、肩の小屋に風裏が無く、荷物も置きにくかったことを踏まえ、今回は肩の小屋口バス停付近の小屋で休憩&荷物デポ。 肩の小屋より風も弱く、休憩に適していた。 |
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パンを食べた後、スノーシュー&ストックからアイゼン&ピッケルに替えていざ頂上へ。 肩の小屋まで行くと風はますます強くなってきた。強い西風を浴びながらも頂上へ向けてトラバースを進む。 疲れて休むと容赦なく風が体を叩くが、今日の風はそれほど冷たくなく、あまり冷えないので良い。厳冬期とは違うな。 |
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風に耐えながらトラバースを進み、前回苦しんだ蚕玉岳への雪壁へ。 | ||
ボードを担いでいた前回はここで風にあおられ、立って進むことができず、四つん這いになって進んだなー。 今日も風は強いが、風を受ける面積が圧倒的に少ない。また、強風をあらかじめ想定しているので、休憩を頻繁にとりながら冷静に風の弱まるタイミングを待つ心の余裕がある。今日は違うぜ。 |
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雪壁を越えると稜線を抜ける強烈な風に体が持ってかれる。相変わらず風の強いところだ。 そして目の前には見覚えのある景色が。ぬぉー、戻ってきたぜ! |
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風は強烈で多少流されるが、立って歩けるレベル。体力もまだまだあるし、よゆーだ! 少し進んではちょいと休憩を交え、確実に前進。すぐそこにある様に見えるが、風の影響もあり案外遠く感じる。しかし、着実に進み、ついに頂上の鳥居が目の前に。いよいよ来たんだな。 |
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鳥居をくぐると乗鞍岳最高峰剣ヶ峰。社の前で雄たけびを上げる。 うぉー、やったどー! |
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その1 | その2
乗鞍岳 三度目の正直 2013年3月 |