猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その2


頂上でパンをほおばりながら休憩。周りを見ると家族連れやグループ登山者が多いようだ。お手軽でこの素晴らしい展望が味わえるとあってはグループ登山に人気なのもわかるね。

しばし休憩したのち下山。当初予定ではそのまま新中の湯登山口に戻るはずだったが、予定より1時間以上早く着いてしまったので、なんだか物足りない。そんじゃってことで上高地側に降りることにした。

上高地側に降りると車までバスorタクシーで戻らないといけないが、まー、時間も早いし、何とかなるでしょ。

分岐まで戻り、上高地方面へと急傾斜の道を下る。正面には西穂、奥穂へと続く縦走路。良い眺めだ。
展望を楽しみながらまったり下りたいところだが、まったりするには少し傾斜がきつすぎるかなぁ。ざれて滑りやすいし。

上高地からの道は頂上直下でややキツイね。
ザレた急傾斜の道を終えるとなだらかな草原の道。正面には展望台と呼ばれる小ピークとその向こうには穂高。草原越しに見る穂高も良いもんだ。
いったん下りきり、展望台へ少し登り返す。展望台からは焼岳がとても迫力ある。あいにく雲がかかって色が綺麗に見えなかったが、この迫力ある焼岳の姿は上高地ルートならでは。こっちに下って良かったな。
展望台から焼岳小屋に下るとヘリの音が。見上げると長野県警の救助ヘリが飛んでいた。焼岳の下りでしゃがみこんでいたおばあさんのお連れさんが呼んだんだろう。

中高年の登山は人気だが、事故が多いのは気になる。自らの体力の衰えは十二分に認識し、無理な登山は避けて欲しいもんだ。
焼岳小屋からは笹の斜面の下り。峠沢沿いに下って行く。ここまでは展望が良く、気持ちいい。
やがて傾斜はきつくなり、ハシゴも何度か出てくる。どのハシゴもしっかり整備されており、問題ない。
やがて森の中へと入って行き、展望の無い急傾斜の下りが続く。ここは退屈。
上高地ルートは距離が長く、退屈なのがちょっと嫌だな。

そんな退屈を和らげてくれたのが高山植物。いつもありがとね。
ながーい登山道もようやく終わり。林道にぶつかったらこれを上高地方面へ。この林道の意外に長かった。
途中からは梓川沿いの遊歩道を歩く。対岸に見える霞沢岳の岩壁がなかなか迫力だった。
ようやく河童橋到着。暑かったこの日、川に降りて遊ぶ子供たちが気持ちよさそうだった。奥に見える穂高は残雪の白と緑のコントラストがなかなか素敵だ。上高地らしい風景だね。
暑いのでソフトクリームを食べる。ミルキーでとても美味しかった。登山の後におすすめ。
帰りは中の湯温泉旅館までバスがあるかと期待したが中の湯(釜トンネル出口)までしかないとのこと。ならばタクシーでと値段を聞くと3700円くらいするとのこと。たけーぜタクシー。観光地価格か?

距離の割に高いのに納得がいかず、バス+歩きを選択。やれやれ。
中の湯バス停でバスを降りると車道をひたすら歩く、歩く、歩く・・・ってなげーぜ。

結局、1時間近く歩いてようやく登山口へと戻った。ふぅー、最後にいい運動になってしまったな。
着替えを済ませ、家路へ。

帰り道、時折来る睡魔と闘いながら無事家へ。

今回も梅雨の晴れ間に良い景色を眺められて満足。焼岳、新中の湯登山口からの往復ならとても気軽に登れ、景色も良いのでおすすめ。


その1 | その2
焼岳 2012年6月

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