三伏峠小屋は冬期トイレが開放されていた。トイレが使えないと周りが汚れてしまうのでトレイが使えるのは登山者もありがたいし、環境にもとても良い。三伏峠小屋の管理者には大感謝だ。 | ||
三伏峠小屋には冬期小屋がある。テン場の隣のある建物の西側に入口がある。 | ||
中はござが敷かれた8畳ほどの部屋が2つ。料金は書いてあったような無かったような。1000円か2000円位入れておけば良いだろう。 | ||
トイレを済ませた後、烏帽子に向けて歩きだす。樹林帯に入るとすぐに分岐があり、これを烏帽子・小河内方面へ。塩見方面もトレースがあるんだなー。 | ||
お花畑まで降りて行くと前方から2人の登山者が降りてきた。 冬期小屋泊かと聞いたら烏帽子のちょっと先でテン泊したらしい。寒い中、テン泊か。なかなかやるねぇ。 | ||
すっきり晴れた空の下、烏帽子を目指す。雪は40、50cmに増えたが、トレースがあるのでそれほど埋まらずに快適だ。 | ||
一旦、斜面をトラバース気味に進む。樹林帯は風があまり来なくてホッとする。 | ||
見上げるとダケカンバが青空に輝いている。タダのダケカンバだが、冬期には変更レンズをつけている影響もあり、なんだかドラマチックに見える。不思議だ。 | ||
トラバースから再び稜線上に出る際、少し道を間違えて藪漕ぎをする羽目に。冬季は道が分かり難い。 少しの藪漕ぎの後、正しい道に出る。あとは雪の少ない稜線を少し登るだけ。どうやら晴れた頂上をゲットできそうだ。嬉しいね。 |
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烏帽子頂上からは小河内、荒川三山が印象的だった。少し薄雲が多くなってしまったが、それでも十分にかっこいい。この時期の荒川三山、小河内避難小屋を使えば狙えないこともないなぁ。 | ||
そして東には富士の姿。いつみても端正な山だ。 | ||
北には深い谷を挟んで塩見の堂々とした姿。さすが烏帽子は塩見の展望台と言われるだけあって塩見が良く見える。 | ||
西には中央アルプスが見えていたが、稜線はすっかり雲の中だった。じきにこちらにも雲が来るのだろうか。 | ||
食事を取ったり白湯を飲んだりしてまったりしているとガスが湧いてきた。ついにこっちも雲が湧いてしまったようだ。後ろ髪惹かれまくっていつまでも頂上にいる伸二郎にもうそろそろ下山したほうが良いと言ってくれたのかな。 | ||
すたこらさっさと下って三伏峠へ。「と言われる」の表現が本当はまだほかにあることを想像させるな。他から文句でも出たのかな。 | ||
三伏峠からは淡々と下って林道終点へ。チャリンコを回収してばびゅーんと進む。凍結箇所は降りて押し歩きしたが、雪の上もスピードを落とせば全然走れて気持ちが良かった。やっぱチャリンコ持ってきて良かったな。 | ||
鳥倉林道登山者Pに着き、着替えを済ませ帰路へ。ウダウダして日帰りになってしまったが、それなりに満足のいく山行となったので良しとするか。 鳥倉林道からの烏帽子岳、危険個所も無く、日帰りできる距離で眺めもまーまーとほどほどにおすすめ。 |
その1 | その2
烏帽子岳 2013年12月 トップへ |