燕頭山からはいったん少し下る。バカ尾根と思っていたが、登り一辺倒ではないんだな。 | ||
トラバースのところで視界が開けた。御座石鉱泉からの道では貴重な北側の景色が広がる。八ヶ岳は雲が多い一日のようだ。八ヶ岳は案外冬型に弱いな。 | ||
甲斐駒と黒戸尾根。頂上は少しガスがかかっているが、明日は回復するだろう。七丈小屋に泊まって頂上に登ったのが懐かしい。 | ||
下りきると再び登りとなる。以降はしばらく尾根上を進む。 | ||
木々が切れた時、目の前にオベリスクが見えた。この方向から見るのは初めて。ここから見ると頂上というより稜線のでっぱりにしか見えんな。 | ||
鳳凰小屋までの後半はトラバース気味に北斜面を登って行く。疲れも溜まっており、それ程きつい傾斜でないのに辛い。早いとこ小屋に着かんかな。 | ||
時折道幅の狭いトラバースがあり、ちょいと滑落の心配もある。まー、気を付ければ何の問題も無いんだけどね。 | ||
バテバテになりながらトラバースを行くとついに道が尾根の上に向かいだした。そして尾根上に出ると登りはいったん終了。もう急登は無いのと小屋が近づいてきた安心感から気持ちが明るくなる。 | ||
緩やかなアップダウンを繰り返し、道が南斜面になると小屋も近い。展望は相変わらず開けないが、一か所だけ富士が見える場所があった。午後の日差しを浴びた富士は実に美しい。 | ||
平坦な道を進むとやがて鳳凰小屋に着いた。ふー、お疲れさん。 | ||
小屋やテン場には誰もいないようだ。誰かいてほしかったな。 暇なので辺りをちょいと散策。冬期小屋はこんな感じだった。これで4000円は無いなぁ。 |
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水場である沢はこんな感じ。あれ、水出てないのか?と思ったが、 | ||
岩の下にはちゃんと水が流れていた。凍っている部分も多いが、ちゃんと水は流れてた。水が確保できるのはだいぶありがたい。 | ||
誰もいないテン場にテントを設営する。いやー、さみしげだ。 寒くなったのでテントに入ると急にウンコ波が。さすがお金を取るだけあってトイレは利用可でトイレットペーパーもあった。ありがたい。 すっかりお腹を壊した伸二郎はその後も4回程トイレに走ることに。すっかりテン場代金の元は取れたな。。。 |
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この日の夕食はカレー。新しく買ったこのカレーはぼちぼちだったかな。 | ||
夜は寒くなりそうだったので両足裏にカイロを貼って就寝。「このまま下痢が止まらず病気になってのたれ死んだらどうしよう」とありもしない心配も浮かんできて不安な夜だった。冬期の山で一人でテン泊はなんかあると心細くなるな。明日はお腹が治ってますように。。。 |
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観音岳 2013年12月 トップへ |