猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その3


頂上は風も穏やかで実に快適だった。春を実感しながら雪景色を楽しむ。
正面には御嶽と白山。白山は名前の通りとても白い。白山も冬にアクセスできる道路があったら登りに行くんだけどなー。
少し北に視線を移すと乗鞍&槍穂。ここからだと槍の穂先はよくわからんなー。
北には仙涯嶺、越百山へ続く稜線。仙涯嶺までなら特に難しくなさそうだ。仙涯嶺から先の道はどうなんだろう?
仙涯嶺の右側には八ヶ岳の姿。いつでもどこからでも良く分かる。
谷を挟んで東側には南アルプスの峰々。谷に漂う朝靄とシルエットの稜線が良い雰囲気。塩見の向うには富士山の姿も。
風も無い頂上でまったり休憩。風裏にいると山の頂上であることを忘れるくらい暖かだ。厳冬期の凛とした景色は見られないが、綺麗な雪山をまったり見れるのは春の良さだな。
しばらく景色を満喫した後、素晴らしき頂上を後に。いやー、良い景色だった。
自分のトレースを追いかけながらの下り。時折、休憩して正面の御嶽、乗鞍の景色を楽しむ。下りはきつくないし、気分が良いね。
森に入る手前で雪稜を振り返る。綺麗な青空に伸びる稜線。実に快適だった。素晴らしい天気の中、登れて良かったな。
森の中に入るとすたこらさっさと降りて越百小屋へ。昨日必死で掘った穴をみて感慨にふけり。
希望の横穴を見ながら休憩した後、下山を開始。
福栃山のピークに登り返すと、展望地で今回の越百山最後の展望を楽しみ、樹林帯の急坂を下って行った。
昨日、6時間かけて登ってきた道を3時間で降り、駐車場へ。林道のカッチコッチの氷はずいぶんと融けていた。

心地よい疲労感に包まれ、帰路へ。

今回は冬期小屋が雪に埋まっているという衝撃的な発見があったが、無事に登頂し、帰ってこれて満足の山行となった。積雪期に越百山に行く人はコースタイムがすんごくかかることと、冬期小屋が埋まってることを考えて早出やテント持参などで臨むべし。


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