猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その2



五の池小屋はとても親切だ。休憩料を取る小屋が多い中、無料で休憩させてくれる。ありがたい。

40分程休憩していたが、一向にガスが晴れる様子はない。しびれを切らして外に出ると少し外が明るくなった。何度か晴れるかと思って待っていたが、そこからなかなか晴れず、さらに20分ほど経ってようやくガスが晴れてきた。ふぅー、長かった。

目の前には摩利支天へと続く道が現れる。良いじゃないか。
さぁ、摩利支天に行くぞと進みだすが。。。

なんじゃこりゃー!
摩利支天は行けるだろうと踏んでいたが、なんとギリギリアウトとな。今日は摩利支天に登ろうと思って来たのに。。。なんとも無念。。。
がっかりしてうだうだするが、登れないものは仕方がない。とりあえず、池めぐりをすることに。

木曽方面を見たらエメラルドグリーンに輝く三の池が見えた。おおー、美しい。これほどまでに美しいとは思わなかった。なかなか良いじゃないか。
そのまま池の周りを歩く。遠くには剣ヶ峰の姿。もう一度あそこまで登れる日が来ると良いな。
池めぐりはトラバース気味に急斜面を進む。常に三の池小屋が見えていて実に気分が良い。また、ハイマツの中にクロマメノキだろうか?紅葉した部分があり、青空に映えて美しい。やっぱり高山は良い。
そしてなんといっても三の池は美しい。高度感のある背景に池の青が引き立ち、それが何とも言えず美しい。もう少しすっきり晴れたら言うことなしだが、これでも十分だ。
池まで降りたち、眺める。上から見たような美しさはない。
火口縁を登って行くと再び池の色が引き立ってきた。三の池は上から眺めるのが良いようだ。遠くには剣ヶ峰。空は青く、実に気持ちが良い景色。濁河からのコース、なかなか良いじゃないか。
三の池のあとは継子岳へ向かう。いやー、気持ちが良い道だ。
継子岳へは五の池との分岐から一旦下って登りかえす。今日はどんどん晴れてくると思いきや、なんだが怪しい雲がかかってきた。継子岳まで晴れてくれるだろうか?
下ると火口底に着く。小川が流れていたりしてなかなかほんわかした雰囲気だ。
その小川を渡ると登り返しが始まる。
最初は少しキツイが、そこまで大変ではない。
頂上手前のピークまで行ったが、ガスにまかれてしまった。しばし晴れ待ち。暇なので辺りを見るとクロマメノキの実がなっていた。少し食べると甘酸っぱい。クロマメノキを食べるのは烏帽子以来か、懐かしい。
20分程待っていたが一向に晴れそうにないので継子岳に向かう。このあたりはなだらかなのでちょっと悪天時は迷いやすいかも。
継子岳頂上でもやはり晴れ待ち。何度か明るい時があるが、どんより雲はなかなか途切れることが無く、次第に弱気になって行く。今日は駄目かもしれない。
しかし、だんだんと麓が見えるようになってきた。あれはチャオのようだ。上空はまだまだガスが多いが、晴れてくるかもしれない。
そしていよいよガスが晴れてきた。目の前には緑のハイマツ帯とその向こうに連なる御嶽主峰群。なかなか綺麗だ。見れて良かった。
その後、再びガスにまかれながら五の池小屋に戻る。五の池小屋で再び休憩。小屋の中はこんな感じ。2011年にできたとあってとても綺麗。
五の池小屋でまったりして外に出るとすっかり晴れていた。登りに通った道はこんな感じだったんだな。
トラバースの途中から五の池小屋を振り返る。登りはここから何も見えなかったが、ずいぶん近くまで来ていたんだな。
見晴峠まで戻ってくると紅葉した木々の向うに摩利支天?と思われるピークが見えた。すっかり天気は良くなったな。最初っから晴れてくれていたら良かったのになーと思いつつも、それなりに景色が見れたのでまー良しとするか。


その1 | その2
御嶽山 2015年10月 トップへ


登山-八ヶ岳、中央・南アルプスへ戻る登山トップへ戻る