テントを設営したら、今日の目的地である小河内岳に向かう。小河内岳へはまずテン場の奥に続く塩見への登山道を進み、すぐの分岐を右(烏帽子・荒川岳方面)へ。 | ||
森の中を下って行くと水場との分岐があるので、これを右へ。このあたりがお花畑なんだが、鹿避けの柵があって、いまいち雰囲気が無い。鹿から守る為仕方ないが、少し期待していただけに残念。 | ||
お花畑を過ぎると木々の向うに烏帽子の頂上が見える。まだ結構登るようだ。 | ||
森の中の急登を終えると稜線に出て、視界良好。そのまま景色の良い道を進んでいくと烏帽子岳頂上到着。正面には富士の姿。展望良いところだ。 | ||
特に素晴らしいのが塩見岳の眺め。緑が美しいハイマツの向うに堂々とした塩見の姿。なるほど、烏帽子が「塩見の展望台」と呼ばれるわけだ。 | ||
さあ、このまま小河内まで気持ちの良い稜線歩きだと思いきや、実に怪しげな雲がでてきた。うぬぅ、これはガスにまかれる予感。小河内で景色見れるのか。 アップダウンも結構あるようだし、景色が見れんかったら、疲れ損だな。。。 |
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小河内までの道は危険個所は少ないが、1、2か所崩落地があるので、登山道を外さぬように注意する必要がある。 | ||
一旦下って前小河内岳へのちょいと辛い登り返し。ガスはどんどん湧いてきて。景色はすっかり見えなくなってしまった。こりゃ、小河内もダメかと思い、一瞬帰ろうかと考える。 が、もしかしたらまだ晴れてるかもしれんとダメ元で進む。どうせ、テント帰ってもやること無いしな。それにしても相変わらず良く下ることで。。。 |
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周りの景色はすっかり見えなくなり、花ばっか写真に取ながら進んでいくと、ふと明るくなってきた。さらによく見ると荒川岳のようなものが見える。 これはひょっとしてと進んでいくと、前方に緑に輝く小河内の姿が。一人ガッツポーズをしまくるオッサン。よっしゃ!小河内は晴れている! |
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気持ちの良いハイマツの道を進んでいくと小河内岳頂上到着。周りは雲ばっかだが、ちゃんと晴れてる。嬉しい! | ||
南には深い谷を挟んで荒川三山の堂々たる姿。こうして見ると荒川岳に登った時、「すごい下った」と感じた悪沢岳から中岳の鞍部はちっちゃな段差程度にしか見えない。山の大きさを感じるなぁ。 | ||
東を見れば頂上直下にたたずむ小河内避難小屋と富士の姿。小河内避難小屋(営業小屋)はなかなか良い場所に立ってるなー。ここに泊まれば朝日も夕日も楽しめる。人も少なさそうだし、隠れた穴場小屋だな。 | ||
歩いてきた稜線はずっとガスの中だったが、一瞬ガスが晴れて塩見まで見えた。なかなか荒々しく、迫力がある道じゃないか。 | ||
頂上には伸二郎を入れて3人。とても静か。360度の展望に加え、この静かさも小河内の魅力だな。しばし、頂上でまったりした後、来た道を戻りだした。 と、頂上から少し下ったところでライチョウにあった。ふっくらしたライチョウの姿は相変わらずかわいらしい。いやー、小河内に来て良かったなー。 |
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さらによく見ると雛の姿も。なんだか微笑ましい。冬が来る前にしっかり食べて大きくなるんだよ。 | ||
帰りもガスの中だったが、気分は晴々としていた。途中、クロユリっぽいものを見てまた少しハッピーに。初めて見たかも。嬉しい。 | ||
烏帽子の手前でちょっと面白い石発見。割れた面を見ると外と中でずいぶん色が異なる。これがなんなのかわからんが、面白いじゃないか。 | ||
お花畑まで戻ってくると、分岐を水場へ。10分程下ると水場に着いた。クマを警戒してか、ラジオがずっと大きな音量で流れていた。一瞬、人がいるかと思った。びっくら。 水は冷たくてなかなか美味しかった。今日、明日の分をプラティパスに入れてテン場へと戻って行った。 |
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今日は星空でも見ようかしらんと思っていたが、峠もガスに包まれ、景色は見えず。まー、しゃあないか。 誰かが明日は下り坂だと言っている。塩見に登るまでは天気が持ってほしいな。。。 |
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小河内岳、塩見岳 2013年7月 トップへ |