今年は子供も産まれたし、危険なとこはやめとこと思っていたが、2年前の嫌な記憶のままでは何ともすっきりしない。でも、遭難一歩手前だった当時の恐怖心は未だに強く残っておっかない。どっちつかずな気持ちのまま年末が来てしまった。 2年前の反省から天気をよーく見て、予備日をしっかり取って食料も十分に持った。-30℃で快眠できる装備も持った。装備は十分だ。 でも、体が十分に準備できなかった。30kgに迫る装備を持って長い距離歩けるのか?稜線で膝や腰を痛めたら戻れんぞ。 心配は尽きなかったが、天気はとても良さげだし、身体はベストではないがそこそこは行けるはずだ。リベンジしに行こう。 12/27 2日前から引いた風邪を高温のお風呂でやっつけて風邪薬を飲んで準備をする。まだ1日目のパンを入れてない状態で既にかなりの大きさに膨れ上がったザックを担ぎ、いざ出発。 パスタとかをお店で買ってからインターへ向かう途中、嫁から電話。なんかと思ったら登山靴忘れているとのこと。いかんいかん、はるばる出かけてとんぼ返りすることになりそうだったな。 |
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靴を取りに行って再び15:00に出発。高速は程々に空いてて順調に進む。途中、夕飯を食べる為、ネオパーサ静岡に立ち寄る。ネオパーサ静岡はなぜかガンダムグッズが売られており、昔懐かしいオッサン世代の目を引いていた。 | ||
食べたのは静岡らしくマグロ丼。3,4種類のマグロが乗って味もほどほど、値段もほどほど。 | ||
腹も満たされたところで再び走り出し、高速を下りてからの長い下道を走り切り、奈良田へ。登山口のゲートの下見に行くと車は1台もいなかった。まー、今日はまだ平日だで、今日の夜遅くから来るんでしょと言い聞かせ、登山者Pまで戻り就寝。縦走する人がいますよーに。 12/28 5:00起床。ちょっと冷えたな。暖房を効かせて温まったころゲートに向けて車を走らせる。 ゲートに着くと、車は伸二郎の他に1台のみだった。うーん、予想外に少ないな。でも一人でなく、3人パーティーのようだ。さらに、聞けば、縦走予定だとか。良かった縦走は伸二郎一人じゃない。心強い。 準備をしてゲートを乗り越えると、工事関係者の車が来て一瞬ゲートが開いた。その間に3人はゲートを通過。うーん、俺は損したのか?いや、3人が得しただけだ。。。 |
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まずは「開運トンネル」からスタート。真っ暗だが、お先真っ暗って訳でなく、ちゃんと先には光が見えてるのだ。 | ||
トンネルを抜けると長ーい林道歩き。相変わらず長く、退屈だ。なんせ12km以上あるもんな。。。 | ||
そんな退屈を紛らわしてくれようとカモシカ君登場。のんびりとして愛らしい。 | ||
途中で前方に稜線が見えるはずだったが、ガスがかかって見えない。今日は冬型が強く、稜線はやっぱりダメなんだろうな。 | ||
長い長い林道歩きも終わり、ようやくあるき沢橋到着。ちょっと休憩してここから登山道を行く。 | ||
急な登りが続き、いったん傾斜が弱まる。そして再び壁のような斜面が迫ってくる。傾斜が再び強まる前にちょいと休憩して、 | ||
アイゼンとピッケルを装着。傾斜が急で滑りやすく、アイゼンをつけたほうが楽なのだ。 | ||
ところどころ道幅が狭く、プチ滑落の危険がある。まー、落ちても死なないんだけど、怪我しそうだからやっぱアイゼンはつけたほうがいい。 | ||
その後もひたすら急登が続き、ようやく傾斜が弱まったと思ったら開けた場所に出る。本日の宿泊地の池山避難小屋だ。以前来たときは入口のドアが壊れていたが、しっかりと直っていた。ありがたや。 | ||
中には先客が4人。伸二郎と一緒にスタートした3人組は既にテントを張ってくつろぐ準備万端。伸二郎もテントを張ったが、あとから3人来たのでテントを撤収してマットと寝袋で寝ることに。 この日は結構冷えていたが、人数がいたので小屋の中は比較的暖かかった。 |
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白峰三山 2013年12月 トップへ |