室堂で休憩をした後、いよいよ御前峰を目指し登りだす。白山神社の隣を通る石段を頂上へ向けて一歩一歩進む。この石段はなかなかの傾斜で、時折休憩を挟まないとふくらはぎがパンパンになってしまう。適度に休憩を挟みたい。休憩時に登ってきた道を振り返ってみると良い。さっきまでいた室堂の向こうに北陸の山々が広がる美しい景色が望める。雲が下にあるのを見ると高いとこまで登ってきたことを実感する。 |
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白山神社と御前峰。ここはベンチなどがあり、休憩する人でにぎわう。 |
御前峰への石段。結構傾斜がきつく、足にくる。ゆっくりと進みたい。 |
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御前峰への石段の途中から見る景色。室堂の向こうに北陸の山々が広がる。 |
休憩を終えて再び登りだすと、辺りの景色は緑の緑の割合が少なくなり、また道はジグザグになった。頂上まであとわずかとなったことを実感し、踏み出す足にも力がこもる。やがて白山神社奥宮の石垣を過ぎ、頂上に着いた。
頂上からの展望は素晴らしく、まさしく360度さえぎるものの無い大パノラマが広がっていた。東側は御岳、木曽駒ケ岳、北アルプスの山々などが、西側には北陸の山々が、そしてすぐ足元にはかつての火山活動を髣髴させるダイナミックな景色が広がっていた。 |
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白山御前峰登頂。快晴! |
御前峰頂上部は岩がゴロゴロしている。 |
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頂上からはアルプスの大パノラマが。(↑画像をクリックすると拡大写真を表示します。) |
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御前峰より剣ヶ峰、大汝峰、火口湖を望む。とてもダイナミックな景色。 |
景色を見ながら昼飯を食べ、しばらく休憩したあと、お池めぐりコースを進む。このコースは幾つもある火口湖を見て回るコース。来た道と反対側を火口湖に下る。
一番最初に着いたのは紺屋池。この池は頂上から見えてたもので、池の脇には残雪がわずかにあった。次の翠ヶ池は白山で最大の火口湖だが、頂上からは見えない。途中大汝峰方面との分岐点を室堂方面に進み、さらに幾つかの池を見て回った後、室堂に着いた。 |
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頂上からお池めぐりへの道。この辺りは平坦だが、この後傾斜がきつくなる。 |
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紺屋池。頂上から見えてたのはこれ。 |
翠ヶ池。池越しにアルプスが見える。 |
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お池めぐりコースより大汝峰を望む。 |
頂上付近の環境は植物には厳しく、背の高い物は育たない。岩にしがみつく植物は1年に数mmしか伸びない。 |
室堂で下りに必要な水分を補給した後、来た道を戻る形で下山。さすがに片道8kmを一日で往復するのは長く感じる。やっとこさ下山し終わった後は膝が笑ってた。
疲れを取るため、登山口近くにある白川の湯に浸かり白山を後にした。今日の登山は素晴らしいものだった。 |
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白川の湯。登山の疲れを取るのにちょうど良い。 |