猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その6



雪倉岳からはまずガツンと下る。標高差にして200m程だからそれほど大したことないはずなのだが、見た目にはかなり下っているように見える。鞍部にある雪倉避難小屋がまた小さく見えること。。。
20分ちょっとで鞍部まで来ると避難小屋到着。周りを石垣で囲まれてなかなか頑丈そうだ。
中はこんな感じ。紙は持ち帰りだが、小屋の中にトイレもある。ただし、ここの利用は非常時のみとのこと。積雪期は別として夏山、秋山シーズンに初めからここに泊まる予定で登山計画を立てぬこと。
鞍部から次のピークである鉢ヶ岳は巻いていく。この区間、最初は微妙に下っており、ハイマツ帯の手前からようやく登りかえしとなる。
主稜線まで登りかえすと鉢の鞍部に出る。ここは正面に旭岳の迫力ある山容が望め、休憩に最適だ。それにしても旭岳がこんなにかっこいいなんて気づかなかったな。

小蓮華や白馬から見るとどちらかと言えば丸っこい山容だからそんなに目立つ存在で無かったが、朝日、雪倉からの道からの眺めは間違いなくNo1の存在だろう。本当に山は一つの方向から見るだけではわからないな。
鉢の鞍部からは白馬に向けてキツイ登り返し。朝日から白馬にかけての縦走では雪倉の登りもキツイが、一番の頑張りどころはこの鉢の鞍部から白馬にかけての登りかえしだろう。

縦走路の終盤で疲れた体に雪倉と同じくらいの標高差(600m位)を登りかえさなければならないのだから。これからの登りかえしに備え、鞍部で行動色をしっかりとったあと、目の前のピークに向けて登りだす。さー、がんばりますか。

一つ目のピークがもうじき終わるというところで目立たぬ分岐を発見。これが鉱山道との分岐のようだ。利用する人が少ないせいか、分岐看板の文字がほとんど消えかかったたままだった。
ピークを越えると三国境へ向けてのキツイ登り返し。初めはそうでもないが、途中からは足元がガレてきて滑りやすく、余計に疲れた。
途中、あまりに疲れたので天を仰ぎ横になる。空は相変わらず晴れ渡り、気持ちが良い。このままここで休んでいたいが、そうもいかん。再び重い腰を上げ、ガレた坂道を登りだす。

jそして、ひーこら言いながらようやく三国境到着。今まで静かだった登山道はここから急に賑わしくなった。
腰を下ろして歩いてきた稜線を振り返る。白く輝く尾根の向うに大きな山容の雪倉、その奥には遠く朝日岳の姿があった。もうあんなに遠くに。だいぶ歩いてきたんだなぁ。
三国境から白馬がまたきつかった。標高差はもうそれほどないが、それまでの疲れが足に溜まり、なかなか足が前に進まない。栂池から登った時もそうだが、白馬への最後の登りはきついんだよね。
何度も休みながらもちゃくちゃくと登り、ついにあとわずかで白馬頂上。柿ピーで最後のパワーを補充し、天に突き出る白馬の頂上へ。いやー、疲れた!
白馬岳からは相変わらずの良い景色。個人的には夏の緑と残雪の色合いの方が好きだが、秋の色合いも十分に綺麗だ。
しばらく景色を眺めた後、頂上宿舎のテン場へと下って行く。テン場はなかなか盛況だったが、まだ空はあった。3連休とかで無くて良かった。
テントを張るとガスが流れてきて急に寒くなった。鼻水を垂らしながらテントの中で震えていたが、夕暮れ時になってガスが晴れてきた。せっかくだからとありったけの服を着込んで夕景を写しに行くが、いまいちな色合いで消化不良。今回はどうも夕景に恵まれなかったな。。。
テントに戻り、夕飯を食べて寝ようとするが、近くのテントでずっと大きな声で話す輩がいて寝れんかった。しばらく我慢していたが、22時を過ぎてもうるさいまんまだったのでついに文句を言いに行く。山の夜は静かにしとけっちゅうんだ。。。


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朝日、雪倉と白馬 2013年9月

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