猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その7



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テントの入口を開けると正面には朝日を浴びてピンクに色づく明神、前穂。今日も良い天気だ。

朝飯を食べ、まったりテントを撤収。今日は帰るだけだから気楽だ。
テントを撤収して上高地へ向けて歩く。明神までの道は明神岳の景色を楽しみながらの快適な林道歩き。

明神の東壁もこうしてみると登れそうなルートがあるなー。雪の季節って案外登れそうなbバリエーションルートあるんだなぁ。
今日は上高地からくる登山者の数が半端でない。数えきれないくらいの登山者とすれ違った。さすが連休後半の初日だ。

昨日まではすいていた涸沢のテン場も今日は激混みだろうな。

上高地までの退屈な林道歩きを終えると、河童橋でかわいい猿がお出迎え。ふさふさした毛がとってもかわいらしい猿だった。
混み合う河童橋を過ぎ、川沿いを歩くと、岳沢ごしに奥穂が見えてきた。昨日はあそこにいたんだよな。もうあんなに遠くに。人の歩みは遅そうで、実は結構速いもんだな。
新島々行きのバスはすいており、ゆったりと座ることができた。行きも帰りも混み合う時間を外して快適なバスだった。

新島々に着くと、上高地行のバス待ちのすごい人の列。連休ってすごいね。

そんな混み合う上高地行の人々を横目に上高地から帰ってきた伸二郎は空いている電車に向かう。と、その時、改札横の臨時駅弁売り場の弁当が目に留まった。

峠の釜めしって書いてあるじゃないか。もうすぐ昼だし、美味しそうだし、買っとくことにする。やっぱ電車旅は駅弁がなくっちゃね。
松本に着くと、特急列車到着までに時間があったので駅弁タイム。峠の釜めしは器もおしゃれでいい雰囲気。おかずはどれも美味しく、満足。特に栗は甘くとっても美味しかった。やっぱ駅弁だね。
時間から少し遅れて、特急到着。行きと同じしなの。席はほどほどに空いており登山で疲れた体を休めるのに良い時間だった。
特急に揺られながら今回の登山のことを振り返る。天気には結構我慢させられたが、最後には晴天で奥穂に登れたし、満足の登山だったな。

そんなことを考えながらうつらうつらしていると、降車駅に到着。電車を乗り換えると、すっかり町の雰囲気。異様なほど大きなリュックを背負った自分が少し恥ずかしかった。これが無ければ電車登山は良いんだけどな。

家の近くの駅に着き、ニャンコの待つ自宅へ。満足の2011GW登山はこうして終わった。来年はどこいこうかなー。。。


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