猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その3



11/24(日)
3:30起床。トイレの為、外に出ると、ガスがかかっている。今日は朝から晴れると予想してただけに少しがっかりだ。

カップ麺を食べ、しばしまったりした後、準備をして5:30出発。辺りはまだ暗く、ガスが濃い。初めての道で視界が不良ってのは不安になるね。

ヘッデンの明かりを頼りに森の中の道を行く。雪はうっすら積もっていたが、登山道はなんとなく見えていた。そのまま順調に進むが、下の写真の標識がある場所で登山道が分からなくなり、少し焦る。

それまで尾根をひたすら進めば良かったのだが、この場所はもう一つ怪しげな尾根が伸びており、またそれまで比較的まっすぐに続いていた道がこの場所で左に曲がっていた為、迷ってしまったのだ。

GPSを見ながら来た道とこれから行く道を確認し、間違うことなく進んだが、結構間違える人も多いんじゃないかな。暗いうちに初めての道を行くのはやっぱ少し怖いな。
相変わらず続く森の中の道を行くと、次第に明るくなってきた。登山道も明確にわかるようになり、ぐっと安心する。あとはガスに包まれた弥山方面の展望が回復すれば言うことなしなんだけどね。
弥山への縦走路は基本的に尾根を行く。時折すこし巻いたりするが、基本的にはずっと尾根沿いであり、分かり易い。
淡々と進んでいくと一段と空が明るくなり、東の空から日が昇った。ガスが多いせいか、明るさはあまりないが、それでも暗い中歩いて来た身には日が昇ったことでだいぶ勇気づけられた。太陽最高だ。
ガスの影響だろうか、東側が赤く燃えてるかのようだった。日の出による色合いか、紅葉の木々か?不思議な感じだ。
しばらく進むと鞍部に小屋が見えてきた。ここが一ノ多和で、小屋は無人の荒れたもの。泊まれる様な感じではない。
一ノ多和では行者トンネルからの登山道が交わる。そのまま真っ直ぐ弥山方面に進むと尾根から外れ、しばらく巻き道となる。このあたりから再び雪が濃くなった。北斜面だからかな。気温も低めだ。
再び尾根上に出るとほどなく奥駈出合に着く。奥駈出合では行者トンネルからくる登山道が合流している。ここからまで人にまったく合わなかったが、行者トンネルからの道は人気があり、すぐに数名の登山者と出会った。今日暗い中不安だったから人にあったことに妙にホッとした。
奥駈出合からも基本的に今までと同様、森の中の尾根道が続く。雪があるところが多かったが、くるぶし程度までで、登山道はよく踏み固められているので登山道が分かり難いことも埋まることも無かった。
ただ、登山者が多いせいか、登山道は圧雪状態で滑りやすい状態になっている場所も結構あった。朝一はちょっと注意が必要かな。
天女の森を過ぎると道はいったん下りとなる。前方にはガスが切れてきた弥山方面。天候は回復しているあとちょっと晴れてくれんかなー。
聖宝ノ宿を過ぎて始まる急な斜面は初め日当たりが良く暑いくらいだった。
そのあとは北斜面を登る形となり、気温が低く雪も多かった。少し滑ってる感じがしたのでアイゼン装着。

前登った時滑りやすくておっかなかった木製階段は雪がしっかり積もっていて滑ることなく快適に歩くことができた。
その後も続く急登にばてながらも進んでいくと弥山の頂上小屋に到着した。ふー、頑張った。

振り返ると木々の間に昨日歩いた大普賢岳が見えていた。離れているが、なかなかの存在感だ。
弥山の頂上の小屋は相変わらずとても大きい。既に小屋は冬季休業でやっていなかったが、冬期小屋が開放されていた。

冬期小屋は写真左下の小屋だ。
入口は西側にあった。ずいぶん大きい冬期小屋だと思ったが、
実際に開放されているのは一部のようだ。小屋の中はゴザが敷かれており、ほどほどに温かそう。ちょっと首をかしげたくなったのは値段。3000円もするそうだ。ちょっと高いんでない?せめて2000円までだと思うけどなー。。。
ちなみに、トイレも既に終了。携帯トイレを持ってくるべし。



その1 | その2 | その3 | その4
大峰山 2013年11月

登山トップへ戻るホームへ戻る