その６

	8/17 低い雲が多いが、その上空には青空が広がる。天気予報も晴れ。今日は行けるね。朝飯を食べてテントを撤収。今日の目的地は昨日雨で景色を楽しめなかった宗谷岬と宗谷丘陵だ。朝の道路は空いており、宗谷岬までとてもスムーズについた。まだ朝も早いとあって、宗谷岬には観光客もまばら。よっしゃバイクで最北端の碑に乗り付けたると思ったら、同じことを考えている人がいて、順番待ち。朝ならではの光景らしい。

	記念写真を済ませたら、今日のメインである宗谷丘陵を走りに行く。宗谷丘陵は宗谷岬周辺に広がる丘陵地帯で宗谷岬から上る道でアクセスする。宗谷丘陵の良さはそのスケール。なんちゅーか、だだっ広い。丘の上には無数の風車が立ち、雰囲気も良い。もう少し晴れてたらさらに良いだろうに。晴れてこんかなー。

	宗谷丘陵でぼけーっとしてたら大きな農業車が何台も通って行った。その車輪がでかいのなんのって。人の背丈よりデカいくらい。さすが北海道、農業車のスケールも違うね。

	宗谷丘陵で気になるのは風車。もともと風車好きの伸二郎、なるべく近くで風車を見たい。しかし、風車への道は関係者以外立ち入り禁止の看板が。「せっかくここまで来たんだ、風車に近寄りたい。よく見るとフットパスを持っている人はそのまま進めると書いてある。フットパスさえあればいいのか？フットパスってなんだ？どうやって手に入れるんだ？」などとあきらめの悪い性格を爆発させて風車に近づくための方法を模索する。結局、ここでは判断がつかなかったので、稚内観光協会にフットパスなどについて聞こうと電話をかけようとするが、なぜか圏外。さすがだぜキングオブ圏外　ソフトバンク。しゃーないから後でかけるか。

	電波の入りそうな宗谷岬へと向かっている途中、何やらしゃれた建物発見。寄ってみると、どうやら展望台を兼ねた休憩施設みたいだ。

	中に入ると売店とレストランがある。まだ9時過ぎだったが、朝が早かったのでお腹が空いてきた。少し迷ったが、ここで食べてくことにした。レストラン「アルメリア」はメニューが豊富で何を食べようか迷ったが、店の名前を関したアルメリア定食（1580円）にした。迷った時は店の名前の入った定食が一番だ。そのアルメリア定食、宗谷黒牛の焼肉をメインにタコ・ホタテの刺身と小鉢が付く。

	焼肉は自分で固形燃料で熱した陶器で焼くタイプ。このタイプでは美味しい肉に出会ったことがなくて、正直期待してなかったが、とても美味しかった。ジューシーで旨味十分だが、霜降りにありがちな脂っぽ過ぎってこともなく、とても美味しく食べられた。宗谷黒牛って美味しいんだ。

	そして、さらに美味しかったのが刺身。ホタテはサクッとした食感でちょっと美味しい程度だったが、タコの刺身は格別だった。地元宗谷岬で水揚げされた新鮮なタコの刺身はみずみずしく旨味もしっかりで、歯ごたえも適度な弾力があってスーパー美味しかった。こんなに美味しいタコは初めてだ。ここで食べて良かったなぁ。

	お腹も満足してレストランを出るとすっきり晴れ渡る青空が広がっていた。海も一層美しい。そうそう、フットパスについて聞かなくちゃと稚内観光協会に電話すると、フットパスについての回答の前に、「フットパスの人じゃなくてもあの道に入って良いですよ」との回答。あれま、そーなの。それじゃ風車を見に行きますか。ちなみに、フットパスとは郊外や農村などに設置された歩いて巡る小径のこと。許可証などのパスとは違うんだね。バイクで走り出すと背後にはすっきり晴れ渡る青空と深い青色のオホーツク海が広がり、とてもきれいだ。遠く、サハリンもくっきりと見える。サハリンってあんなに近いんだね。（直線距離で43kmらしい）。

	丘陵地帯もより開放的で気持ちの良い印象になった。やっぱ晴れが一番だ。

	さて、肝心の風車はというと、残念ながらフットパスコースもあんまり近くを通ってなくて、あまり近づけず。ちょっと期待した分残念だったが、それでも海に向かって伸びる白い道とか見れたしのんびりできたし良しとするか。

	ちなみに、この白い道、白いわけは道路に貝殻を敷き詰めているせい。貝殻の路なんて初めてかも。面白いね。

	フットパスコースから見た宗谷丘陵。広く、なだらかな丘陵地帯に風車が良いアクセントとなり、風景を一層開放的に感じさせる。なんだかジブリの世界をほうふつとさせる景色で、頭の中ではずっとナウシカが流れていた。

	フットパスコースから戻ったら、そのまま海へとつながっているダートを進む。宗谷丘陵は牧草ロールが多く、北海道らしい景観。背後にオホーツク海やサハリンも見えて一層雰囲気が良かった。

	ダートを走り終え、海岸線まで降りたら、再び岬から宗谷丘陵に戻り、今度は気持ちの良い直線やコーナーが続くワインディングをいい気分で流して宗谷丘陵を後にした。今日は宗谷丘陵を満喫したなー。

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	8/17 低い雲が多いが、その上空には青空が広がる。天気予報も晴れ。今日は行けるね。朝飯を食べてテントを撤収。今日の目的地は昨日雨で景色を楽しめなかった宗谷岬と宗谷丘陵だ。朝の道路は空いており、宗谷岬までとてもスムーズについた。まだ朝も早いとあって、宗谷岬には観光客もまばら。よっしゃバイクで最北端の碑に乗り付けたると思ったら、同じことを考えている人がいて、順番待ち。朝ならではの光景らしい。

	記念写真を済ませたら、今日のメインである宗谷丘陵を走りに行く。宗谷丘陵は宗谷岬周辺に広がる丘陵地帯で宗谷岬から上る道でアクセスする。宗谷丘陵の良さはそのスケール。なんちゅーか、だだっ広い。丘の上には無数の風車が立ち、雰囲気も良い。もう少し晴れてたらさらに良いだろうに。晴れてこんかなー。

	宗谷丘陵でぼけーっとしてたら大きな農業車が何台も通って行った。その車輪がでかいのなんのって。人の背丈よりデカいくらい。さすが北海道、農業車のスケールも違うね。

	宗谷丘陵で気になるのは風車。もともと風車好きの伸二郎、なるべく近くで風車を見たい。しかし、風車への道は関係者以外立ち入り禁止の看板が。「せっかくここまで来たんだ、風車に近寄りたい。よく見るとフットパスを持っている人はそのまま進めると書いてある。フットパスさえあればいいのか？フットパスってなんだ？どうやって手に入れるんだ？」などとあきらめの悪い性格を爆発させて風車に近づくための方法を模索する。結局、ここでは判断がつかなかったので、稚内観光協会にフットパスなどについて聞こうと電話をかけようとするが、なぜか圏外。さすがだぜキングオブ圏外　ソフトバンク。しゃーないから後でかけるか。

	電波の入りそうな宗谷岬へと向かっている途中、何やらしゃれた建物発見。寄ってみると、どうやら展望台を兼ねた休憩施設みたいだ。

	中に入ると売店とレストランがある。まだ9時過ぎだったが、朝が早かったのでお腹が空いてきた。少し迷ったが、ここで食べてくことにした。レストラン「アルメリア」はメニューが豊富で何を食べようか迷ったが、店の名前を関したアルメリア定食（1580円）にした。迷った時は店の名前の入った定食が一番だ。そのアルメリア定食、宗谷黒牛の焼肉をメインにタコ・ホタテの刺身と小鉢が付く。

	焼肉は自分で固形燃料で熱した陶器で焼くタイプ。このタイプでは美味しい肉に出会ったことがなくて、正直期待してなかったが、とても美味しかった。ジューシーで旨味十分だが、霜降りにありがちな脂っぽ過ぎってこともなく、とても美味しく食べられた。宗谷黒牛って美味しいんだ。

	そして、さらに美味しかったのが刺身。ホタテはサクッとした食感でちょっと美味しい程度だったが、タコの刺身は格別だった。地元宗谷岬で水揚げされた新鮮なタコの刺身はみずみずしく旨味もしっかりで、歯ごたえも適度な弾力があってスーパー美味しかった。こんなに美味しいタコは初めてだ。ここで食べて良かったなぁ。

	お腹も満足してレストランを出るとすっきり晴れ渡る青空が広がっていた。海も一層美しい。そうそう、フットパスについて聞かなくちゃと稚内観光協会に電話すると、フットパスについての回答の前に、「フットパスの人じゃなくてもあの道に入って良いですよ」との回答。あれま、そーなの。それじゃ風車を見に行きますか。ちなみに、フットパスとは郊外や農村などに設置された歩いて巡る小径のこと。許可証などのパスとは違うんだね。バイクで走り出すと背後にはすっきり晴れ渡る青空と深い青色のオホーツク海が広がり、とてもきれいだ。遠く、サハリンもくっきりと見える。サハリンってあんなに近いんだね。（直線距離で43kmらしい）。

	丘陵地帯もより開放的で気持ちの良い印象になった。やっぱ晴れが一番だ。

	さて、肝心の風車はというと、残念ながらフットパスコースもあんまり近くを通ってなくて、あまり近づけず。ちょっと期待した分残念だったが、それでも海に向かって伸びる白い道とか見れたしのんびりできたし良しとするか。

	ちなみに、この白い道、白いわけは道路に貝殻を敷き詰めているせい。貝殻の路なんて初めてかも。面白いね。

	フットパスコースから見た宗谷丘陵。広く、なだらかな丘陵地帯に風車が良いアクセントとなり、風景を一層開放的に感じさせる。なんだかジブリの世界をほうふつとさせる景色で、頭の中ではずっとナウシカが流れていた。

	フットパスコースから戻ったら、そのまま海へとつながっているダートを進む。宗谷丘陵は牧草ロールが多く、北海道らしい景観。背後にオホーツク海やサハリンも見えて一層雰囲気が良かった。

	ダートを走り終え、海岸線まで降りたら、再び岬から宗谷丘陵に戻り、今度は気持ちの良い直線やコーナーが続くワインディングをいい気分で流して宗谷丘陵を後にした。今日は宗谷丘陵を満喫したなー。