猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その5



8/13
3:00起床。見えない熊の存在に怯えた夜が明けた(ってまだ真っ暗だけどね)。行動していれば怖くない。雨は上がっているようだが、空は雲が多く星も見えない。

朝飯を食べてテントを撤収してると車が1台、2台とやってきた。今日このコースを行くのが人でないことに少し安堵感を抱く。

テントを撤収し、まずは3kmの林道を歩き。その後、濡れた草木にびしょびしょになりながら沢沿いを歩き、沢から離れたら泥んこ道の急登。展望も利かないし、つらい道だ。
ようやく稜線に出たと思ったらガスガス祭り。ちくしょー、あのクソオヤジめ、全然晴れてないじゃないか。

その後はガスガスの稜線のアップダウンにバテながらも進む。
そしてようやく幌尻の頂上に着く。頂上には伸二郎と同じようにバイク乗りの人がいて、しかも同じ七ツ沼にテン泊するとのこと。嬉しい。七ツ沼はクマが出る可能性があり、一人だと心細かったので安心した。二日続けて熊の恐怖に怯えて寝るのは辛いからな〜。
頂上でしばし休憩した後、この埼玉から来られたR1さんと一緒に七ツ沼に移動してテン泊。木曽駒ヶ岳カールに似た雰囲気でなかなか。水は雪解け水があり、買ってきた浄水器をフル活用して水を作った。
8/14
3:00起床。朝方はガスも無く景色が見れるだろうと思っていたが、外を見るとガス三昧。今日もダメかとがっかりしながらテントを撤収し、R1さんに礼を言って出発。

カールを登ると少し雲が取れてきて、戸蔦別の登りですっかりガスが晴れた。正面には堂々とした幌尻岳の姿。良かった、まったく見れずに山を下りていたらモヤモヤ感バリバリで来年リベンジする羽目になっただろう。
反対側を見れば緑の稜線が続いていた。昨日、こんな景色の中を歩いて来たんだな。
稜線では時折ガスにまかれたが、ボチボチ景色を楽しめて満足だ。昨日歩いた泥んこの急登を下り、林道を歩き、登山口へ。頂上、七ツ沼で共にしたR1さんのバイクに挨拶して登山口を離れた。
まず向かったのはお風呂。道の駅日高の近くにある沙流川温泉(さるかわおんせん)日高高原荘。広さ、設備ともに十分で値段も500円と納得価格。良い温泉だと思う。
温泉に入ったあとは道の駅近くのスタンドでガソリン補給。すると、何やらスタンドに気になる設備発見。おお、どうやら洗車ができるみたいだ。ちょうどいい。泥まみれになったバイクを綺麗にしよう。
お金を入れてさっそく、洗車開始。なかなか強力な水圧で泥は綺麗にとれたようだ。なんだかすっきり。良いものがあった。
そんなこんなしているうちに遅くなってしまった。今日は帯広まで行きたいのにマズイな。

今日は下り坂予報。雨が降りださないか心配だ。日勝峠はガスガスで寒かったが、十勝平野は雨は降っていなかった。良かった。

帯広に着いたのは18:00過ぎ。今日の宿泊地は地図を見て帯広中心部から一番近い十勝エコロジーパークのキャンプ場にした。

18:30ぐらいに十勝エコロジーパークに着いたが、キャンプ場の場所が分からん。広い場内を走って戸惑う。ようやく見つけたキャンプサイトにはゲートがあって入れんし、訳わからん。戸惑っていると巡回の車がやってきた。

聞けば入ってすぐの管理棟で申し込んでリモコンキーをもらわないとキャンプ場に入れんとのこと。でも、管理棟は暗くて自動ドアもほとんど閉まっている状態だったんだけどな。。。

一緒に管理棟に行くとやはり、自動ドアは作動せず、ほぼ閉まっている状態だったが、人が入れる隙間は空いていた。そのまま中に入ると、素晴らしく対応の悪い爺さんが出てきて嫌そうに手続きを進めだした。

もう時間外だからおつりは出さんとか、しょうもないことを言うので一瞬やめてビジネスホテルに変更しようかとも思ったがせっかく案内してくれた巡回の人に悪いし、ぐっと我慢。料金1500円(高いぜ)を払ってキーをもらい、キャンプ場に行く。

この十勝エコロジーパーク、キャンプ場だけでなくピクニック広場や子供が遊ぶふわふわドームや自然観察園などがある総合施設。愛知で言えばモリコロパークみたいなものか。

そんなわけで普通のキャンプ場とは全然異なるので注意が必要だ。まず、サイトは完全指定性(フリーサイトも駐車番地が決まっている)で満員御礼になると入れない。またチェックインだけでなくチェックアウトがあり、チェックアウトは8:00〜でそれより早い時間に出発できない。

さらに、県道に面した入口も夜間は閉まり、リモコンキーがないと出入りできない。19:00以降にここに初めて訪れた人はなにが起きたか意味が分からんだろうな。どちらかというと、旅人ではなく、帯広市周辺に住む人しか視野に無い感じだ。帯広市中心部がどうしても良いとい言う人以外はお勧めしないな。。。

さて、遅れに遅れたテント設営を済ませ、急いで晩飯へ。わざわざ帯広まで走ってきたのは「あじ福」リベンジの為である。バイクをかっとばし、あじ福に行くが、無情にも既に閉まっていた。

がっかり落ち込んでガイドブックを見てほかの店を探すと、おなじ”あじふく”なる店を発見。違うのは漢字。「あじ福」でなく「味福」なのだ。しかも同じく中華ちらしが名物と書いてある。どういう関係だかわからないが、とりあえず、この「味福」に向かってかっ飛ばす。

何とか店が閉まる前に着いてホッとする。なかなか歴史ありそうな外観じゃないか。
店はこじんまりとしており、従業員はみんなおばちゃんだった。メニューは中華料理となぜかお寿司があった。どちらかを後からやりだしたのかな?

メニューはどれもお値打ちな値段で伸二郎が頼んだ中華ちらしも630円と安い。

少し待って出てきた中華ちらしはご飯の上に皿うどんの具がかかったようなもので甘辛いあんがとても美味しい。ボリュームもあるし、大満足の630円だ。中華ちらし、ガイドブックではイマイチぱっとしない印象だったが、美味しくてお勧めだ。
さて、「あじ福」との関係だが、よくわからないままだった。店のリーダーと思われしおばちゃんに聞いたのだが、「ウチとは関係ない。ウチは昔から味福でやってきており、味福は帯広に一つだ」とさも迷惑そうに言われた。どうもあまり「あじ福」をよく思ってないらしい。

名前の違いは解明できなかったが、料理は美味しかったので満足で店を出てキャンプ場へと戻る。キャンプ場はチャリダー集団が夜の集会?を開いてうるさかったが、耳栓をつけると疲れからか、やがて眠りに落ちて行った。。。。


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