佐田岬、四国カルスト7月30日。 生きて朝を迎える。まだ空は雲が多かったが雨はやんでいた。ぬぼーんと用意を済まし佐田岬に出かける。 岬先端までは駐車場から歩いて20分。岬先端へ伸びる道は森の中を歩いたり、海岸へ出れたりとなかなか面白い。途中に立ち寄った海岸の断崖にはは地層の褶曲が見れた。剣山もこの地殻運動がつくったのやらなんやら。 佐田岬と対岸の大分県佐賀関の間の豊後水道は潮の流れが早く、この海域で取れたサバは「関サバ」と呼ばれ、身がしまっておいしいサバの王様だ。その潮の流れは岬からも目で見て取れた。海面がある境界を境に川のように流れているのだ。この急流の中で育つ関サバの身がしまってるのもうなずける。
佐田岬を通るメロディーラインは細長い佐田岬半島の尾根上を走る快走路だ。南に宇和灘、北に伊予灘を望み、どちらを見ても美しい景色が広がる。晴れた日は海の青が本当に美しい。途中の風車のある「道の駅瀬戸町農業公園」に立ち寄り、ゆっくり景色を堪能してほしい。
四国カルストは標高1500mに広がる別天地。木が生えておらず視界はとても開放的。緑の草と白い石灰岩のコントラストが実に美しい。牛がのんびり昼寝をし、雲が下からゆっくりわいてくる。ここにいると時の流れを忘れそうだ。
四国カルストを見た後、四国らしい狭路で有名なR439、通称「ヨサク」を爆走し、その後R32を通り一気に高松市内に行く。「ヨサク」は部分的には、車一台がやっとの狭路だったが、多くの区間で改修工事が進んでおり、ずいぶん走りやすくなったと思う。 四国らしくなくなったと悲しむライダーもいるかもしれないが、対向車を気にし、アクセル、ハンドル操作に忙しい路を毎日走る地元の人の気持ちを考えると仕方ないことだと思う。 高松には讃岐うどんを食べに来たのだが、夜やっている店はすでにゆでてあるうどんを再びあっためるので麺に腰が無く、讃岐うどんとはいえるものではなかった。明日のリベンジを誓い、眠りに着く。
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