10/16 4:00過ぎに起床。昨日よりも冷え込みは弱く感じる。慣れたのか。カップ麺を食べて温まった後、しばしダラダラしてテント撤収。6:00前に出発。 湿原は霜が降りて、うっすらモヤもかかって幻想的だ。 |
||
湿原を通過すると、至仏山への登山道が始まる。 | ||
登山道は尾根を階段で急登する。寒くてダウンまで着込んでいたが、すぐに暑くて脱いだ。さらにフリースを脱いで、シャツでちょうど良いくらいになった。寒さが苦手な伸二郎は体が温まる朝一の急登は嫌いでない。 | ||
樹林帯の登りは長くは続かず、辺りは低い草木になる。 | ||
振り返ると、素晴らしい景色が広がっていた。赤く染まった木々の向こうには朝靄に包まれる尾瀬ヶ原、そしてその向こうにはシルエットの燧ヶ岳。思わず声を上げる程の美しさだった。 | ||
ここから先は快適な道が続く。登山道は急傾斜でそれなりに疲れるが、よく整備されて歩きやすいし、とても開放的で気持ちが良い。御岳に似たような感じかな。 | ||
そして何よりも景色が素晴らしい。左を見ればシルエットの日光連山。 | ||
振り返ればいつでも尾瀬の美しい景色。至仏山の登山道がこんなに気持ちの良いものだとは思わなかったな。 | ||
最後、ちょっとお腹が空いてペースが落ちたが、だいぶ早く至仏山頂上到着。皆すがすがしい顔をしていた。ビバ晴天。 | ||
北を見れば平ヶ岳から越後駒、巻機山へ続く美しい山並み。 | ||
視線を左に移せば荒々し谷川岳や白毛門、朝日岳、特徴的な苗場山や遠く北アルプスの山々も見える。 | ||
南には日光連山。燧ヶ岳でも感じたが、日光白根山は頭一つ出ていて存在感がある。 | ||
そして東には尾瀬。空には秋の雲がたなびき、とてもいい感じである。初めて訪れた尾瀬がこんなに素晴らしい天気に恵まれたことはすごく嬉しい。 | ||
お腹を満たして、しばし景色を楽しんだのち、頂上を後に、鳩待峠へ向けて歩き出す。 目の前には開放的な稜線とその向こうに笠ヶ岳、上州武尊山の気持ちの良い眺め。この景色を楽しみながら下れるのは幸せだ。 |
||
ただ、ちょっと注意したいのが滑りやすい石が多いこと。蛇紋岩だったっけな?表面がつるつるして滑りやすく、斜めの石にうっかり足を置くとすってんころりんになってしまうので注意。 | ||
小至仏山まで登り返して振り返ると、なだらかな至仏が印象的だった。尾瀬ヶ原からみたどっしりした印象とはまた異なり、これはこれでいい感じである。まったく、至仏は良い山だ。 | ||
しばらく降りてくと、登山道は木道に変わった。本当に、尾瀬は登山道の整備がしっかりしてるな。 | ||
気持ちの良い稜線歩きはオヤマ沢田代の分岐でいったん終了。ここからは樹林帯の下りとなる。 | ||
ただ、景色は所々で開けて目を楽しませてくれる。 ちょっと至仏への登りで飛ばし過ぎたからか、アキレス腱が痛み、ガクッとペースダウン。途中の小湿原でちょうど良い岩があり、寝転んで休憩。空にはワタスゲのような雲が浮かんでいた。湿原のワタスゲは時期がずれているので楽しめなかったが、空のワタスゲを楽しめたから満足だ。 |
||
最後は足が痛くて苦労したが、美しい紅葉にも助けられ、 | ||
11:30、無事に鳩待峠到着。お疲れさん。 | ||
帰りのバスは満員だった。そりゃ、こんなに天気の良い日曜だから当たり前か。 戸倉の駐車場に着き、着替えて長い家路へ。最後の日が至仏で良かった。とても気持ちの良い形で尾瀬を後にすることができたから。 初めての尾瀬、想像とは異なる部分もあったが、ボチボチ満足。特に至仏の景色は素晴らしかった。次に来るとしたらアヤメ平と尾瀬沼かな。。。 |
その1 | その2 | その3
尾瀬燧ヶ岳、至仏山 2016年10月 トップへ |