5時に目が覚めるが、飯を食って、テントを撤収して、出発できるようになった時には既に7時。今日は奥穂まで行く予定だが、大丈夫かな。 南岳へは槍平小屋の分岐をひたすら急登。始めは森の中、やがて南沢に出て、沢沿いを登るがすぐにまた森の中に入り、急登。階段やハシゴのある急登をずんずん(といっても休憩しまくりだが)登っていくと、やがて笠ヶ岳を初めとした西側の展望が開ける。 この後もひたすら急登だが、常に西側には笠ヶ岳〜双六・鷲羽岳の素晴しい景色が望める。このコースはキツイけど、素晴しい景色があるから結構お勧めだ。 |
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南岳へは槍平小屋の分岐から行く。 | 森の中の急登を進むと、やがて南沢に出る。 |
南沢を横切り、再び森の中となると、階段状の急登が始まる。南岳へはずっと急登が続く。キツイ。 | 急登を強いられる代わりにこのコースは素晴しい景色が楽しめる。特に笠ヶ岳の眺めは素晴しい。 |
また、双六岳や鷲羽岳の眺めも素晴しい。 | 2600mを超えると、森林限界を向かえ、とても開放的な景観となる。 |
2600m付近より森林限界を向かえ、コースはいっそう開放的となり、景色も広がる。目の前には中岳のどっしりとした姿・北穂の迫力ある岩壁が見事。 やがて細い尾根に取り付いた後、いったん尾根をハズれ、ガレ場に行く。このガレ場を過ぎれば南岳小屋はすぐ。ガレ場を上りきると、槍の姿も見える。いつ見ても槍のトンガリは素敵だ。 |
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目の前にそびえる中岳は実に豪快で、何度も見入った。 | 南を見れば大キレットの核となる北穂がそびえる。 |
南岳へはこのガレ場が最後のがんばりどころ。落石注意。 | 南岳小屋も近くなると、槍ヶ岳も姿を現す。いつ見ても槍はかっこいい。 |
なだらかになった登山道をちょいと進めば南岳小屋到着。青い空に赤い山小屋が良く映える。南岳小屋は岩だらけの場所に建っており、いかにも3000m級の山小屋といった感じで素敵だ。 テン場はすぐとなりに有り、景色が良い。ここも混んで無さそうで良さげだ。いつか利用するかも知れんな。 |
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南岳小屋。鞍部にある小屋はとても眺めがすばらしい。 | 南岳小屋のテン場も良さそうだ。眺め良し、小屋近し、そして混んでなし。 |
槍穂の主稜線からは東、西どちらの景色も素晴しい。東側には常念岳の美しい山容や遠く八ヶ岳や富士山の姿も見れる。 この南岳小屋から5分位のところに獅子鼻という大キレットの展望台がある。ここから見る大キレット、特に北穂の岩壁はおっかなく、ちょいと気持ちが引き締まった。「うーん、登山ルートはどこにあるんだ。。。」 |
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南岳小屋付近からは正面の常念岳が立派。昔日帰りで登ったっけな。 | 富士山の姿も見えた。槍周辺からは富士山の眺めが良い。 |
獅子鼻から眺める大キレットは実におっかない。一体、あの北穂の岩壁をどうやって登るんだろうか。 |
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