稜線でテン泊がしたかったが、3週間雨の週末が続き、行けずにいた。ようやく土日に晴れマークがついた。今週を逃す手は無い。 そんじゃ、どこ行こうか?大好きな白馬か。いや、ちょっと遠いし、他の場所にも行ってみたい。蝶ヶ岳も去年行ったし、大天井も5月に常念行ったとき一の沢からのルート歩いてるしな。 そういえば、槍穂が眺められると言えば笠ヶ岳のテン場も良さげだ。笠のテン場でテント張ったことないし、よし、笠ヶ岳に行ってみよう。てなわけで笠ヶ岳に決定。 7/11 笠ヶ岳は1日目の行程が長いので早出に備え、金曜は珍しく登山者Pに22:00着。車はボチボチの入り。今年のGWに来たときより多い。やっぱ夏山は登山者の数が多いな。 7/12 前日寝たのが早かった甲斐あって4:30に起床、5:15にはスタートを切ることができた。新穂高に近い側の駐車場はかなり埋まっており、夏山人気を実感。 |
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今日は帰りの林道歩きに備え、チャリンコ持参。5分程で新穂高のバスターミナルに着いた。目の前には今日歩く笠ヶ岳の稜線が屏風のように広がる。いつみても素敵だ。 | ||
バスターミナル前にある観光センターで登山届を出す際、思いもよらぬものを発見。うーん、アイゼンもピッケルも持ってこんかったな。もう7月も中旬になるし、要らんかと思っていたが、考えてみれば残雪豊富な6月から1ヵ月しか変わらんし、あってもおかしくないか。 まー、笠新道には滑落して死にそうなところはないと思うので行けるでしょと言い聞かせ、先を進む。 |
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登りでは単なる重りにしかならないチャリンコを押して左俣林道を行く。GWには残雪とデブリ祭りだった林道はすっかり夏道に変わり、GWの景色など想像もつかなかった。 | ||
途中で見上げると、かなり高い位置に岩稜が見えた。位置的にあの岩稜に突き上げる尾根が笠新道だろうか。なかなかきつそうだ。 | ||
笠新道の入口には5:30に着いた。新穂高から1時間ほど。気温は高く、既に少し汗ばんでいる。チャリンコを置いてTシャツ一枚で笠新道に取り付きだした。 | ||
笠新道は最初こそ斜面をジグザグに進みそれほど急登でもなかったが、その後はひたすら急登となる。1450m付近はブナの森で新緑のブナが美しい。白山のものに比べ背が高いかな。 | ||
景色の見えない急登はひたすら続き、 | ||
このまま杓子平まで景色ないのかと思ったいたら、1900m手前のトラバースで一旦木々が切れて景色が広がった。 | ||
目の前には穂高がばばーんと見える。おお、穂高久しぶりだ。こっちから見るとジャンが一番高く、存在感がある。ジャンがこんなに尖がっているのを見るのは初めてだ。 | ||
視線を右に移せばいかにも活火山らしい焼岳と休火山(今はそんな言葉は無いらしいが・・・)でたおやかな乗鞍。それぞれ特徴があって美しい。 | ||
このトラバースのところで見かけない花を発見。なんだこの花? | ||
トラバースが終わると再び森の中となるが、すぐにまた視界は開ける。笹の登りで遮るものの無い目の前には槍穂の稜線がばばーんと広がる。笠新道、なかなか良いじゃないか。 | ||
景色は素敵になったが、急登は相変わらず。また、足元の岩は少し大きく歩きにくくなり、徐々に疲れが出てきて足取りが重くなる。 | ||
見上げる先にはまだまだ遠い杓子平への道。ただ、空は青く、登り切れば綺麗な景色が待っているとの期待が足を前へ前へと進めてくれる。時折休憩しながらも一歩一歩確実に登り続けた。 | ||
長い急登もそろそろ終わりかなと思ったとき、ふいに前方の視界が開け、壁のように迫る笠の稜線が現れた。おおー、これが杓子平か。 | ||
杓子平にはちょっとした休憩スペースがあり、数名の登山者が景色を楽しみながら休憩をしていた。伸二郎もこの景色を眺めながらお腹を満たすことに。今日は珍しくランチパック。気密性の高い包装の様でポンポコリンになってた。高度を実感するねー。 | ||
それにしても、雪渓はなかなかの傾斜じゃないか。こりゃあ、確かにアイゼン・ピッケル持ってきたほうが良かったかな。。。 | ||
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笠ヶ岳 2014年7月 |