朝8時30分に栂池高原よりゴンドラ・ロープウェー「栂池パノラマウェイ」に乗り、@栂池自然園に着く。辺りは雲がかかり、ちょっと天気が悪い。晴れを信じて登りだすと、天狗原で一度晴れるがすぐに曇ってきた。天狗原は湿原が広がり、木道脇には小さな花がかわいらしく咲いていた。 目の前を見ると、乗鞍岳の斜面にずいぶん雪が残っているのが分かった。アイゼンを持ってきてない私はちょっと不安だが、そのまま前進。やがて雪渓が現れた。最初の頃は雪渓の区間が短かったが、やがて、大きな雪渓に着いた。傾斜が急でアイゼンが無いと辛いかなと思ったが、ロープがあったので、何とか乗り切れた。白馬岳はアイゼンを持っていったほうが無難だな。 やがて傾斜が緩くなってくると雪渓も終わり、緩やかなつづら折れを登りきると視界が開け、A乗鞍岳頂上に達する。乗鞍岳頂上付近はなだらかなハイマツ帯でとても見晴らしが良い。正面には小蓮華山が見事だ。 |
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乗鞍岳までの道にはだいぶ雪が残っていた。ここの雪渓は傾斜が急で下りはアイゼンが無いと辛そうだ。 | 雪渓を過ぎると石がゴロゴロした坂となる。この坂は短く、すぐに平坦部に出る。 |
乗鞍岳頂上付近はハイマツ帯のなだらかな場所。景色が開ける為、とても気持ちが良い。 | |
乗鞍岳からしばらく進むと、ケルンを過ぎた辺りから岩場の下りとなる。ここの岩場はなかなか足元が不安定でバランスを崩しやすく、要注意だ。登山者とのすれ違い時など特に注意が必要だ。岩場を慎重に下りきると、美しい水をたたえるB白馬大池に着く。 白馬大池では水場やトイレがある。この先頂上まで水場は無いので、しっかり補給しておく。白馬大池小屋前は幕張地になっており、この日もいくつかテントがあった。白馬大池からは小蓮華山までは上りが続く。 |
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乗鞍岳頂上を過ぎると白馬大池が目に飛び込んでくる。 | 白馬大池までは岩がゴロゴロした坂で、今回のコースではもっとも気を使った。バランスを崩して、落ちると痛そう。 |
白馬大池はとても穏やかで、うっすらと雪を抱く山が写っていた。赤い建物がアクセントになって綺麗だ。 | |
白馬大池には山荘と幕張地がある。この日もいくつかテントがあった。 | 白馬大池からしばらくはなだらかな上り坂。時々立ち止まり、景色を眺めながら進むと疲れが少ない。 |
小蓮華山までの登りは傾斜はそこまできつくないが、ずっと続くので、なかなか疲れる。途中何度も休憩を挟みながら登っていくと、やがてどっしりとした小蓮華山の姿が飛び込んでくる。ここから小蓮華山まではもうひと踏ん張り。途中高山植物を見たり、写真を撮ったりで休憩を挟みながら進むと、C小蓮華山頂上だ。 小蓮華山頂上からは先ほどまで登ってきた白馬大池へと続く尾根、雪倉岳へと続く稜線、白馬岳の眺めが素晴らしい。目指す白馬岳へはあと少しだ。 |
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白馬大池から小さなピークを上りきると、目の前に小蓮華山の見事な山容が飛び込んでくる。 | |
小蓮華山までの道はなかなかきつく、花や景色の撮影を兼ねて、頻繁に休憩を挟んだ。 | 小蓮華山山頂付近より白馬大池方面を望む。雲が沸き立ち、高さを実感する景色。すばらしい。 |
小蓮華山山頂。山頂はなだらかで、お昼休憩にぴったりだ。 | 小蓮華山頂より初めて白馬岳の姿が現れた。だいぶ近づいたことを実感する。 |
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