テントを設置して、しばしぼーっとするが、さすがに暇だ。相変わらずガスがよくかかっているが、時折雲もとれ、景色が開ける。 よーし、槍穂でも眺めに行くかとテン場から歩いて5分とかからぬ蝶ヶ岳頂上に行く。 |
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が、雲間から見える槍穂には雲がガッツリとかかり、期待してた稜線は見えず。うーん、なんとか晴れんかなー。 | ||
時間もたっぷりあることだし、雲が取れるのをゆったり待ちますか。 蝶ヶ岳の頂上は風も穏やかで平和だ。ビール飲んだり、昼寝したり、本読んだりと皆まったり。好きだなー、この雰囲気。 |
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今日はずっとこのまままったりしていたい。そう思ったが、俺にはやらねばならぬことがある。 蝶ヶ岳に向けて登っているとき、常に流れていた歌がある。 モーニング娘。の「ラブレボリューション」だ。 いやね、「晴れたら蝶ヶ岳は超いい感じに違いない」と思ったときに例のフレーズがふと頭をよぎってきて。だって読み方おんなじなんだもん。。。 「超、超、超、いい感じ。超、超、超、超、いい感じ・・・ →蝶、蝶、蝶 いい感じ、蝶、蝶、蝶、蝶、いい感じ。。。」 いったん流れ出したら止まらずに、結局登山の最中ずっと頭を流れてきて、しまいにゃ、蝶ヶ岳の頂上でラブレボリューション踊らなかんって、わけのわからん発想まで起きちゃって。。。 てなわけで、なぜか頂上で踊る羽目になったが、頂上はテン場から丸見えでモーレツに恥ずかしい。ガッツリガスがかかって視界が無い時を見計らってさぶい踊りをカメラに収める。 重量増に耐えて担いできた三脚が役に立ったぜ!ってそんなためにもってきたんかー・・・。 かくしてさぶいオッサンダンスはさみしく続くのであった。 「蝶、蝶、蝶、いい感じ・・・」 |
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「うぉううぉ、うぉううぉ」 | ||
「ふー、ふー・・・」 | ||
・・・お見苦しいところをお見せしました。。。 そんな中途半端な踊りが山の神の反感をかったのか、このあと槍穂の稜線が見えることなく、ガスはますます濃くなっていった。 頑張り損だな。ブツブツ。。。 そろそろ夕方になってきたので、いったん引き返して夕食を食べ、夕暮れ時にゆっくりと槍穂を狙うとする。 今日の夕食は中華丼。「DONBURI亭」というグリコのどんぶりの素を食べたが、なかなか美味しかった。どんぶりの素では一番好みかな。量も十分あるし、お勧めだ。 |
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お腹も膨れたところで再び蝶ヶ岳頂上に行き、槍穂を狙う。 ガスはますます濃くなってきて、槍穂はちっとも現れず。暇なのでブロッケンしたりして時間をつぶす。 |
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その後も時折晴れては「よしよし、盆地にたまっていた雲もついにガス欠か。晴れはあと少しだ」と期待に胸を膨らませるが、案外ガスの残量は沢山あったみたいで、すっきりした視界にならない。 | ||
夕方になって落ち着くと思っていたが、さらに雲が多くなり、ついにあきらめを決意。きっと明日の朝には晴れるからな。。。 | ||
頂上からテン場はこの距離。すぐに頂上に行けるし、暗くなるまで頂上から景色を眺めても安心。蝶ヶ岳は実にいいとこだ。 | ||
テントに入ると雨が降ってきた。こりゃ、期待していた星空も見えんな。寝袋に入るとそのまま眠りに落ちて行った。おやすみのすけ。。。 |
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蝶ヶ岳〜常念岳 2011年8月 |