烏帽子小屋でテン場の申し込みと水を買う。水は1リットル200円だった。 テン場は小屋から縦走路を野口五郎方面5分ほど行ったところにあった。稜線上の凹んだ道沿いにあり、風には強そうだ。また正面には三岳の姿が見え、なかなか良い。 |
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テン場はなかなか混んでおり、結局一番したの池に面した場所に張ることに。トイレが遠いが、静かだからまーいっか。 テントを設営して少しまったりしたい気分だったが、せっかくなので烏帽子に登ることにする。 登山道を北に戻り、そのまま小屋を越えて進んでいくと、白砂の道になった。燕と感じが似ているな。場所が近く、地質が似ているのかな? |
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道端の紅葉ななかなか綺麗で、その中でもクロマメノキという木は濃い赤色がとても綺麗だった。クロマメノキを写真に撮っていると近くにいた登山者から食べれることを教えてもらった。 実際食べてみると、ブルーベリーより甘さ、香りが控えめで美味しからず、まずからずと言ったところか。 |
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見えているピークまで登り、振り返ると三岳が綺麗に見えた。ここが烏帽子化と思ったら、そうではなく、烏帽子はまだ先にあった。この山の名前は「ニセ烏帽子」なるほどね。まんまとひっかかったよ。 | ||
本当の烏帽子はニセ烏帽子のすぐ北にある。尖がった山容が美しい山だ。ちょうど紅葉の時期で彩も美しい。雲がかかっているので空の色がイマイチだったが、それでもなかなか綺麗だ。 | ||
ニセ烏帽子から下ると烏帽子への分岐がある。烏帽子はまっすぐ行ったところにありそうだが、この分岐で左に曲がらないといけない。この日も何人か間違えてまっすぐ進んでしまった登山者がいたようだ。お間違えなく。 | ||
烏帽子への登りは途中まではハイマツ帯の普通の道だが、最後はちょっとした鎖場がある。足がかりはあるが、一部が削れていてかかりにくい。上りは良いが、下りは要注意だ。また濡れている時も要注意。 | ||
落石もたまにある?ようで自己責任で注意して登れとの看板がある。当然だ。山ではすべて自己責任で判断する。誰かに判断してもらうもんではない。 登れる者は行けばよいし、登れないものは行かなければ良い。頭の固い役人みたいに注意すれば登れるところを「登れない人が行くとまずいから皆禁止」と言う愚かな非常識が適用される場所ではない。 |
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で、登れる伸二郎は頂上へ。鎖は使わなかった。頂上はちょいと険しい岩で狭い。眺めを楽しむなら手前の少し広い岩が良いだろう。 | ||
烏帽子の東側には小さな池が点在し、湿地帯となっているようだ。紅葉が良い時期で、時間があればのんびり散策してみるのもよさそうだ。 | ||
登山を開始した高瀬ダムも見える。雲のようにぼんやりと白く見えるのは雪。ニセ烏帽子ぐらいからパラパラしだして、烏帽子頂上に登ったころには完全に雪になっていた。 | ||
寒くなってきたので、烏帽子を後にテントに戻る。テントを張ったのは東側に視界が開けたところだったが、夕方にはガスが湧いてきて視界が利かなくなった。残念。 雪がぱらつき、風も強くなってきた。予報では明日は晴れだったはずだが、少し怪しくなってきたな。。。 |
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裏銀座 2012年10月 |