猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その3


硫黄岳からは360度の展望。西には中央アルプス、御嶽、乗鞍。今日は中央アルプスも綺麗に晴れている。
視線を右に移すと霧ヶ峰の向うに北アルプス。見えてるのは大天井か。槍穂はガスがかかってんな。
北を見れば広い樹林帯の向うに北八ツの峰々。天狗の南斜面は崩落しているのか、とても白い。
南を見れば、横岳から赤岳への主稜線と阿弥陀岳の南八ツ主峰群。青空に映えていつもに増して美しい。

風裏の南斜面でしばしまったりしたのち、硫黄岳を後に。
下りは景色を楽しみながらまったり。硫黄岳は危険個所が無いから、下りは実に気楽。
赤岩の頭を過ぎたら、風も弱く、暖か。正面に樹氷と主稜線を眺めながらの実に快適な道。山を下りるのが惜しい程。ここから夕焼けに染まる主稜線を写したら綺麗だろうなぁ。
しかし、もう下りないと美濃戸口に着く前に暗くなってしまう。名残惜しくも下る。

さようならプチモンスター。
さようなら、白の世界。
樹林帯に入ると淡々と下り、赤岳鉱泉へ。

アイスキャンディーを登るクライマーを見ながらちょいと腹を見たし、北沢を下った。

美濃戸まで下り、美濃戸山荘で休憩。お茶を出してもらい、まったり。美濃戸山荘では屋根の雪の重みに耐えれるよう、金属製の支柱をこしらえているとこだった。今年は雪が多いのかな。
そうそう、今回、いつも使っているアイゼン(グリベルG12)にちょいと工夫をした。G12は余った紐が邪魔くさい。今までは適当に括り付けていたが、歩いていくうちにほどけてきて、だらーっとなっていた。

で、今回、ザックなどの余った紐を止めておく用途のクリップを使って、アイゼンの余った紐を止めることにした。

こんな感じで片足あたり、2つのクリップを使う。それぞれのクリップは方向を互い違いにして使うのがポイント。
余ったひもは前のプラスチック部分に括り付けて適当な長さにした後、最後に余った部分をこのクリップに止める。

今回、硫黄岳の登り、下りで片側のクリップが外れることはあったが、両側のクリップが外れることなく、紐はほどけなかった。G12の余った紐の処理に困っている人はお試しあれ。

このクリップは好日山荘で買ったが、ネットでも売っているようだ。ネットの方が確実に購入で来て良いかな。クリップは2ヶ160円位。
ストラップキーパー(20mm用)
美濃戸山荘でまったりしたのち、林道を歩き、美濃戸口へ。

駐車場で坂道を登れなかったチェーンを外して、帰路に。

今回は朝一番から林道で悪戦苦闘して大変だったが、良い景色を楽しめたので良かった。美濃戸への林道は2WDだとスタッドレス+チェーンでも登れないこと多いようなので戻る自信の無い人は最初っから美濃戸口に車を止めておいた方が無難。


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