分岐から少し登るとついに森林限界を越え、目の前には素晴らしく開放的で美しい風景が広がる。これがあるからちょっぴりキツイ登りも我慢できる。 秋の澄んだ空とハイマツの緑、奇岩の白、そして色づき始めた木々の黄色、秋のアルプスらしい綺麗な色合い。今日登って本当に良かったな。 |
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深い谷を隔てて駒ヶ岳へと続く稜線を眺める。今日、稜線を歩いた人は大満足だろうな。 | ||
後ろを見れば南アルプスもくっきり。あっちでも歓声あがってんだろなー。 | ||
ハイマツの気持ちの良い道を進むと一際大きな奇岩が現れる。駒石だ。 駒石には割と簡単に登ることができる。伸びるのは登山道が駒石にちょうどぶつかったあたりから。割れ目に足をかけて適当に。 |
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駒石の頂上は平坦。ただし、谷川は崖となっており、落っこちるとあの世行きなので注意。 駒石からは空木避難小屋と今まで歩いてきた尾根、背後の南アルプスが良い雰囲気。 |
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駒石を降り、再び空木に向けて歩き出す。ハイマツののびやかな尾根はとても気持ちがいい。今日は午後から曇り予報だったが、どうやら夕方までは持ちそうだ。ちょっと安心。 | ||
駒峰ヒュッテ手前の急登で少しバテたが、予定より早く駒峰ヒュッテ到着。小屋の前にはワイヤーが張り巡らされ、小さな鐘がぶら下がっていた。こんなんあったっけな? | ||
既に何人か先客がいるかと思いきや、中は空っぽ。先客どころか小屋番さえいない。まさか、小屋番がいないとはね。 料金は料金箱に入れる。料金は寝具無素泊まり3500円、寝具付素泊まり4500円。ん、500円料金が上がったな。。。 小屋番がいないと料金を払わなくてもわからないが、必ず払うこと。払うのがマナーだし、小屋の維持管理に必要なお金だし。また、こんなところでせこくタダ泊まりしたって美しい山行の思い出に泥を塗るだけだから。 |
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誰もいないので、とりあえず2階にあがり、寝床を作る。相変わらず綺麗。よく手入れされてるな。 | ||
寝床を作ったのち、軽くなったザックをしょって空木頂上へ向かう。駒峰ヒュッテから空木岳頂上はこの距離。いつでも頂上に行けちゃうね。 | ||
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