猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その3



駒峰ヒュッテから10分ほどで空木岳頂上到着。快晴。うーん、気持ちがいい。
南を見れば、南駒ケ岳に続く稜線。白砂の美しい稜線とどっしりとした南駒、何度見ても美しい。
西を見れば白い花崗岩の向うに御嶽の姿。この景色を見るとああ、中央アルプスだなって実感する。
北を見れば、長い稜線の向うに木曽駒ヶ岳の姿。傾きかけた太陽に照らされ、輪郭も強調され、ますますかっこよろし。
頂上に着いたのは14:30頃。写真を一通り撮っても15時。まだまだ夕焼けまでには時間があるが、小屋に戻っても暇だろうと頂上で待つことにした。

・・・が、頂上でもさすがに暇で、小屋に戻って飯を食べときゃよかったと後悔。お腹ぐーぐーなってた。

そんな暇な時間を過ごし、ようやく西の空もいい感じになってきた。霞がかった木曽谷にさす柔らかな日差し。中央アルプスらしい柔らかな色合い。いつみても素敵だ。
柔らかな西日は奇岩を照らし、またいい雰囲気。御嶽も乗鞍も、木曽駒もますます美しく映える。
今日は木曽らしい軟かな夕景で終わると思いきや、あれよあれよと言う間に雲が木曽谷を埋め尽くし、雲海の夕日となった。すこし驚いたが、これはこれで美しい。
そのまま夕日は雲の海を優しく照らしながら沈もうとしていた。明日にはあの雲が山を越えてきそうだ。明日はやっぱ朝から雨かな。

でも、今日この時間まで天気が持って良かった。美しい夕日も見れたし、大満足だ。
振り返ると空木の影が伊那谷を越え、南アルプスにかかっていた。ホント、山の影って大きいよなぁ。
夕日が沈むのを見届けた後、駒峰ヒュッテに戻って行った。

駒峰ヒュッテは管理人がおらず、電気がついていなかった。お金払ってんだから電気使わせてほしかったなぁ。

ヘッドランプで照らしながら夕飯。今日はビビンバ。具だくさんで美味。

夕飯の後、一緒に泊まっていた人と少し話をする。この日の宿泊客は全部で5人。静かな夜だった。

外は満天の星空だが、風が強く寒い。今日は星空撮影が厳しいかと思ったが、風がやんできた。

チャンス!と外に出て何枚か撮影。まー、蝶ヶ岳の時よりはうまいこと撮れたで満足だ。もうちょっと綺麗に撮るには明るいレンズが必要だろう。来年は単焦点の大口径レンズ買いたいなぁ。
再び風が強くなってきたので小屋に戻り就寝。風の音が騒がしい夜だった。


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