この時期としては暖かな朝に目覚めも良い。お湯を沸かし、カップ麺を食べる。体が温まったところで準備開始。今日は硫黄岳から横岳を縦走し、赤岳まで行き、帰ってくる予定だ。 もぞもぞと準備して外に出ると、うっすらと明るい。少し日が昇るのが早くなったな。 |
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小屋の前から硫黄岳へと向かう。小さな沢を2つほどまたぐと硫黄岳への急登が始まる。森の中の急登は景色も見えずきついが、夏場のようなうっそうとした雰囲気はない。 雪山は森の中でも雰囲気がよくて良いね。 |
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展望の無い急登がしばらく続いたあと、木々が切れてまぶしいくらいの雪面が飛び込んできた。どうやら、森林限界を迎えたようだ。 どうやら、この辺が雪崩注意地帯かな。見たところ、そんなに急斜面でもないから、よっぽど大雪の後とかじゃないと雪崩起きなさそうだな。 |
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森林限界を迎えて展望もよくなる。振り返ると、南八ツの主峰群の美しい姿。いつみても素敵だ。 | ||
森林限界を迎えるとひと登りで赤岩の頭に着く。赤岩の頭からは北、西側の展望も開け、とても開放的な道となる。 目指す硫黄岳へと延びる稜線は空に向かうかのよう。なんて気持ちの良い道なんだろう。 |
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硫黄岳への登りで赤岩の頭を振り返る。開放的な赤岩の頭の向こうにはそそり立つ阿弥陀、遠景の南アルプスが美しい。こんなにも綺麗だったなんて、硫黄岳に登って本当に良かったな。 | ||
ひろびろした硫黄岳の山頂は雪も少なく、あまり雪山っぽくない。常に風が強い硫黄岳らしい。 | ||
北には北八ツの主役たち。ここから見ると天狗岳がとてもなだらかに見える。蓼科山の左後ろに見えているのは後立山連邦、右後ろに見えているのは妙高。 雪の北八ツもいつか縦走してみたいな。 |
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美ヶ原の向こうに見えているのは槍穂。あちらもよく晴れているな。そのうち、そのうち行くからね。 | ||
東側はシルエットの奥秩父の山々。柔らかな午前の日差しに浮かび上がるシルエットの山々はとても良い雰囲気だった。 輝く雪山も綺麗だが、こういった絵も綺麗で良いね。 |
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その1 | その2 | その3 | その4 横岳縦走 2011年2月 |