猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その4


地蔵の頭に着くと、お地蔵さんに今日の晴天のお礼を言う。ん、なんじゃこりゃ?お賽銭箱の上にでかでかと赤岳展望荘の宣伝が貼ってある。

すごいアピール具合だが、もうちょっと貼る場所考えたほうが良いような気がするな。。。
赤岳展望荘までの尾根は先日のように強風が吹くこともなく、とても穏やかだ。今日は冬とは思えないな。

赤岳展望荘からは相変わらずの急登。きついね。
何度か休憩をしつつ赤岳頂上山荘まで登ると、頂上はすぐそこ。今日は天気が良いためか、登山者の姿も多いな。
頂上で2週間前のデジャブかと思うような写真を撮る。
そしてこちらもデジャブかと思うような権現&南アルプスの景色。でも今日のほうが雲もなく綺麗だ。稜線の木々がない部分はツルネ。夏はあそこからこの赤岳を見てたっけ。
頂上は人も多く、まったりくつろげなさそうなので、そそくさと頂上を後にする。

頂上直下の岩場をアイゼンをひっかけないように注意して通過。
岩場を過ぎると阿弥陀の素敵な山容。少し雪が解けたため、前回のほうが綺麗に感じる。雪山は真っ白なのが美しく見える原因なのかな。
文三郎分岐から文三郎尾根を下る。こちらの登ってくる人も多い。みんなきつそうだ。文三郎は地蔵尾根より傾斜は若干ゆるいが、反対に稜線までの距離が長く、キツイ。

いつぞや赤岳に登った時もきつかったなー。やっぱ登りは地蔵尾根がおすすめかな。
そして、相変わらず素晴らしく長い階段だった斜面(雪で階段が埋まってる)を降りて森の中へと入っていった。
行者小屋まで降りてくると、ほっとする。

正面には青空にそびえたつ横岳の岩峰。今日は天気が良いからとても素敵だ。
ちょっと行者で休憩していこうかとも思ったが、赤岳鉱泉までそれほどないので、休憩せず歩いていくことにした。

行者から赤岳鉱泉は小さなピークを越えていくが、赤岳鉱泉より標高の高い行者からはほんとうに少し上っただけであとはずっと下り。

赤岳鉱泉と行者小屋は100m以上標高が違う。おんなじ高さだとずっと思ってた。知らなかったなー。

赤岳鉱泉に戻ってきたのは13時。予定よりだいぶ早く戻ってこれたので今日下山することにした。

のんびりテントを撤収して14時、下山開始。青空に映えるアイスキャンディを見ながら赤岳鉱泉を後にした。
退屈な林道歩きをひたすらこなし、美濃戸山荘までつき、休憩。下山のン外林道歩きは本当に退屈だ。

そんな退屈ぶっている伸二郎を楽しませてくれたのがカモシカ君。林道のすぐ脇で登山者に驚きもせずたたずんでいた。

夏に見たカモシカとは異なり、ずいぶん立派だ。オスなのかな。

愛着のある森の住人に別れをつげ、美濃戸口へと歩いて行った。
美濃戸口に着いたのは16時。心地よい疲労感に包まれながら、家路に着いた。

今回はアイゼンの練習もできたし、素晴らしい景色も楽しめたし、満足な山旅だった。横岳、おっかなそうに見えるけど、案外危険度は低い。硫黄岳と合わせた縦走、結構おすすめですぞ。

そうそう、今回、ゴーグルの曇り対策としてゴーグル上部のスポンジをはがして上部の空気の通りをよくした。

効果はかなりあり、曇りはゼロだった。今回は暖かな晴天ということもあったが、それでも曇りがないのは結構な効果があったから。

ゴーグルが曇って困っている人は、一度お試しあれ。


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横岳縦走 2011年2月

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