| 森の中を進んでいくと、小川にかかる橋にぶつかる。この橋を渡ると、杣添尾根の急登が始まる。 | ||
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| 杣添尾根は緩やかだと思っていたが、最初の内はなかなかの急登。景色も無く、キツイ。人は少なく、静けさを求める人には良いかな。 | ||
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| 急登を進んでいくと、景色の開けた場所に出た。目の前には茅ヶ岳と富士山の八ヶ岳らしい景色。富士山が見えると嬉しくなるね。 | ||
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| 再び森の中を進んでいくと、雪は深くなり、足が埋まるようになってきた。先頭を進んでいたツボ足の３人組に追いつくとその先にトレースは無かった。 ツボ足だときつくなり、ワカンを装備。ワカン持ってきて良かったなー。 |
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| 先頭はツボ足グループからスノーシューを履いた単独登山者に変わり、その後ろに伸二郎はついていく。さすがスノーシュー、浮力の違いでなかなか追いつけない。 杣添尾根の冬道は上部で夏道と異なる場所を進むので赤布がとても少ない。さらに、木々も生い茂り、初めてでトレース無いとわかり辛い。先頭に経験者がいて助かったな。 ちょいと藪漕ぎをしながら進んでいくと枯れ木帯になり、再び視界が開ける。暖かな日差しの中、少し休憩。朝は冷え込んだけれど日中は風も無く暖かだ。 |
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| さらに登って行くと雪の尾根を進むようになる。視界はさらに開け、解放感あふれる。 振り返ると、雪原となった高原野菜畑の向うに瑞牆山、金峰山など奥秩父の山並みが見える。冬に見る奥秩父はいつも黒いな。逆光だからか？ |
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| いつの間にやらスノーシューの先行者を追い抜き、先頭になった。ワカンでプチラッセル。雪はところどころ踏み抜くが、大体は締まっており、きつくない。 | ||
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| 樹林帯を抜けると完全に視界が開けた。稜線に向かい伸びる雪の尾根は燕に登った時の合戦尾根をほうふつとさせる。素敵じゃないか。 | ||
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| 南には主峰赤岳。南八ツらしい急峻な山容。どこからでも絵になる。 | ||
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| 北には遠く浅間連山。浅間山は火山活動が弱くなったのか、噴煙がすっかり見えなくなったな。 | ||
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| 開放的な尾根は風には弱いが、今日は風も弱く、問題ない。ところどころ尾根が痩せているが、ワカンやスノーシューでも十分行けるレベル。 | ||
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| 主稜線への道は最後に結構傾斜が急になる。雪も締まっており、ここでアイゼンに履き替える。 | ||
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| 主稜線まであと少し。最後の急登がキツイ。最近、体力なくなったなー。 | ||
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| 三叉峰の分岐で主稜線に出ると、横岳は近い。無名峰への登り返しが少し疲れた足にキツイが、それくらいだ。 | ||
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| 稜線はカッチコチで寒々しているかと思いきや、土も見えて意外に暖か。もう春が近いんだと実感。 | ||
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