猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その1
(ついに桜島を見た)


 今年のGW九州旅行も今日で九州最終日。あっちゅーまだったな。朝飯を食べ、女子中学生が活動する前に急いで準備をして出発する。グッバイ桜島ユース。

 今日の最初の目的地は日本三大砂丘「吹上浜」だ。桜島フェリーに乗り、昨日とは逆方向の鹿児島に渡る。鹿児島市内を抜け、そのまま西へと進むと、やがて吹上浜に着いた。

 日本三大砂丘と呼ばれるくらいだからさぞかし砂丘っぽいんだろうなと思いきや、ただの砂浜っぽい風景が広がる。普通の砂浜と違うのは段がついていることとどこまでも砂浜が続いていることぐらいか。個人的に、砂丘と呼べるのは鳥取ぐらいだな。
日本三大砂丘の一つ、「吹上浜」。砂丘というより段付き砂浜といったところ。砂丘と呼べるのは鳥取砂丘位だな。

 吹上浜ではGWとあり、いろいろなイベントが行われていた。その一つであろうか、子供達による地引網体験が行われており、どんなもんかと見てみた。

 何のへんてつもない砂浜だからあんまり取れないんじゃないかと思っていたが、結構いろいろな魚が取れている。中には黒鯛や大きなサバなんかもいて、結構な大漁だ。ひねくれ伸二郎はあまりの大漁に「もしや、最初っから網に魚を入れておいたのでは。。。」と疑ったが、まー、そんなことも無いでしょう。。。多分ね。。。
地引網体験が行われていた。遠浅に見えたので魚が少ないかと思いきや。。。 黒鯛など結構大きな魚まで取れていた。もしやあらかじめ網に入れておいたのでは。。。

 今日のメインは桜島だ。なんで先に行かなかったの?と思うかも知れないが、わざわざ展望台からの景色が順光となるように時間をずらしていたのだ。

 てなわけで桜島へと戻る。再び桜島フェリー乗り場に向かうと、激混み!既に周辺道路から渋滞が始まっていた。こりゃ、時間かかるわと思っていたら誘導員がバイクは先に行っていいよと合図する。うーん、ビバ、バイク特権。

 気分良くフェリーに乗り込み、桜島へ。フェリーからはシルエットの桜島が美しかった。

 「フェリーがあれだけ混んでるから桜島の道路もさぞかし混んでるだろうなー」と思っていたら、全然混んで無かった。いやー、いいね桜島。

 桜島でまず向かったのが、湯の平展望所へと続く道路。この道路は全線2車線で走りやすく、おまけに荒々しい火山の眺めが良い絶景ロードだ。天気も良く、素晴しい景色を堪能。ついに本当の桜島の景色が見れた。大満足だ。

 湯の平展望所は火山の眺め、をはじめ、鹿児島市街、遠く開聞岳やえびの高原まで360度の眺めが楽しめる。火山との記念撮影スポットとしてもお勧めだ。
再びフェリーで桜島へと渡る。GWで激混みだったが、バイクはスルー。シルエットの桜島もなかなか綺麗だった。
フェリー内にあるうどん屋。結構良い匂いで美味しそうだった。 湯の平展望台へと続く道路は荒々しい火山の眺めが良いお勧めコース。桜島に来たなら、ここを通らぬ手は無い。
湯の平展望台からの景色。目の前に広がる火山が美しい。また、鹿児島市街や遠く開聞岳まで見渡せる360度のパノラマがポイント。

 展望台を後に、町まで下ると、そのまま島の北側を西へと進む。海岸沿いを走る県道26号は海がとても近い。穏やかな錦江湾とGWをまったく感じさせない車どおりの少なさでとてものんびりと走ることが出来る。火山とはまた違った桜島の魅力が味わえる。

 島の東側は海から遠く、ちょっと魅力に乏しいが、火山が見渡せる荒涼とした大地は土石流跡が残る水無川など、火山の島を感じることが出来て良い。ちなみに、火山灰に埋もれた鳥居もあるが、こちらはそんなに良くはないかな。個人差有りな場所です。
桜島の北を走る県道26号線は穏やかな海岸沿いをはしるのんびりルート。車も少ない。 東から見る桜島は西から見るよりさらに荒涼とした感じだ。手前の水無川は火山灰の土石流。火山活動を感じる。

 R220にぶつかって、西へと進む。すぐにあった新しい橋の下では入り江にきれーに船が整列していた。なんだか面白くてついつい立ち止まって写真を撮ってしまった。まるで駐車場みたいでしょ。

 お昼時になったので、ご飯を食べようと道の駅に行くがGWフィーバー爆発でレストランは待っているお客が沢山いる。こりゃだめだと思い、道の駅を後にするが、結局周辺にいい店も無く、そのまま昼飯はずっと後になった。

 しばらく海岸沿いを走っていたが、県道479に折れ、西へと進む。この道路は桜島の展望が良いところ。ただ、ちょっと雲が多くて、この日の景色はイマイチだった。
入り江に浮かぶ船。船の駐車場か?きれいに並んだ様が妙におかしい。 県道497から眺める桜島。鹿児島市内から見るのとはちょっと違う感じだ。夕暮れ時など綺麗だろう。

 お昼はどこにしようかとマップルを見るとちょっと走ったところに「ときわ」なる食堂が紹介されてる。マップルなら間違いないでしょと即決。車が少なく走りやすいR504を快走してときわに着いた。

 お昼時を少し過ぎていたせいか、店は空いていた。バイクを止め、店に入る。店内は座敷を主体にしたちょっと広めの食堂といったところ。メニューは壁にかかってるのみ。テーブルに広げて見るメニューは無い。

 どれも食堂らしいお値打ち価格で好印象。名物はスターポークなる豚とのことで、とんかつ定食(850円)を頼む。出てきたとんかつ定食はとんかつに味噌汁、漬物、ご飯のとてもシンプルなもの。

 特性ソースをつけて食べると、とてもジューシーで美味しい。他の料理は良く分からないが、とんかつ定食美味しいし、お手ごろ価格だし、まったりくつろげるし、ここはとてもお勧めです。
飾らない雰囲気がなかなか良い。でも、引き戸が自動ドアだったりしてちょっと驚く。そこもまた良い。 とんかつ定食850円。スターポークだかなんだか知らないが、とにかく美味しい。値段もお手ごろで大満足。

 大隈半島はあまり知られていないが、酪農が盛んみたいだ。道路沿いには田んぼや畑に混じり、牧草地が結構目に付く。また、北海道でおなじみの牧草ロールも点在する。ちょっと面白いのが小さい牧草ロールもあること。なんだかかわいらしくて良い。

 鹿児島らしいなと思うのは牧草ロールが置いてある畑のすぐ横に茶畑があったりするとこ。やっぱ北海道とは違うんだなーって実感する。
輝北町は酪農が盛ん。北海道でおなじみの牧草ロールもちらほら見かける。小さいサイズがあるのが面白い。 牧草地の隣に茶畑があったりする。この辺がやっぱり鹿児島なんだなと実感する。

 ぶらぶらと走り、本日の最終目的地志布志港に着いた。今年の九州旅行もここ志布志で最後。今日の夕方のフェリーで九州を発つ。とりあえずは無事故でホッとする。スーパーで船内の食料を買って、乗船時間を待つ。

 乗船時間になり、フェリーに乗り込む。一息ついてから外部甲板にでて外を眺める。傾きかけた太陽がまぶしい。ベンチに腰掛けて今回の旅を思い出す。

 初めての屋久島は素晴しい登山だったし、長年思い続けてきたラーメンも食べられた。阿蘇は相変わらず素晴しい景色だったし、桜島も楽しんだ。良い思い出ばかりじゃないか。やっぱ天気が良かったからかな。

 これで九州も行きたいところは大体行ったな。じゃあ、来年はどこに行こう。伊豆をはじめ関東に行くときが来たかな、でもあっちは混みそうで嫌だな・・・などととめどめなく考えている間に船は出港した。

 すばらしい旅をありがとう九州。またいつか来ると思うで、そんときはよろしくね。
いよいよ九州ともお別れ。とりあえず、無事故でホッとする。来年はどこいこっかなー。 夕日の中、船は港を出た。楽しかった日々を振り返っているのだろうか。良い思い出できたかな。。。

 翌朝、ほぼ定刻どおり、フェリーは大阪南港についた。帰り道は四日市で少し渋滞したほかはすこぶる順調で、14時に家に無事帰宅。

 いやー、良い旅だった!





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