8/13 4:30起床。まだ雨は降っていないようだ。今日は雨予報なので走ってもつまらんし、明日からの知床岬トレッキングの打ち合わせをしたいので、早々に阿部さんと合流することにした。 テントをダラダラと撤収して7時前に出発。目指すは阿部さんが泊まっている斜里のライダーハウス「クリオネ」だ。 途中から雨が降りだしたものの、本降りにならず、クリオネ到着。阿部さんのバイクは屋内の駐車場に止めてあった。が、肝心の阿部さんが見当たらない。 うーん、おかしいなと思っていると中から少し背の高い人が走ってきた。「伸さん、久しぶりです。」。 おお、懐かしい、さっき食べた夕食の献立すら思い出せない伸二郎でも思い出せるオーラを放つその姿。懐かしい。 |
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クリオネはなかなか個性的なライダーが集まるようで、この日も濃いーキャラが大勢。そんななか一番印象的だったのはこのかっこいテレフォニカモビスターのCBR・・・ | ||
250!なんとこのバイク、CBR250なのだ。正面から見るとCBR600に見えるが、正面カウルだけ600のものをつけているだけであとは250。確かに、頭でっかちな感じするね。 あまりの完成度の高さに感心しきり。いやー、おもろいこと考えるんだなー。 |
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その後、雨が強くなったのでしばし雨宿りをしていると、同じく出発をしようとしていたCB1300乗りと会話を交わす。どこ行くのか等話していると、急に阿部さんが一緒に知床岬に行かないかと誘い出す。 そんな、急に言われても「はい、行きましょう」なんて言わないでしょと思っていたら、ちょっと迷っていたが、なんとOKの返事。ありゃま、こりゃすげーや。 CB乗りは山さんと言い、本当は羅臼岳に登るつもりだったらしいが、この機会を逃したら知床岬に行くチャンスは無いと考え、行くと決めたそう。いやー、その決断力、優柔不断の伸二郎にはまぶしすぎ。 てなわけで、知床岬トレッキング隊となった3人はまず、知床岬行の準備。知床岬行を考えていなかった山さんの道具を買いにホームセンターへ。 その後、羅臼をめざし走り出すが、雨が強く降ってきた。雨を吸い込む伸二郎のカッパはたちまちビショビショになり、中のシャツ、Tシャツはおろか、パンツまで水が浸み込む事態に。 対抗のバイクにピースサインを返そうと腕を上げる度に濡れたTシャツが肌に触れ、冷たかった。ああ、ちゃんとしたカッパ買おっと。。。 土砂降りの知床峠を越え、まずは羅臼ビジターセンターに行く。ここに来たのはクマ避けのスプレーをレンタルするためだ。 ビジターセンターでは1000円/1日でクマ避けスプレーを貸しており、同時に知床岬への情報も得られるナイススポット。知床岬へ行こうと思っている人は訪れることをお勧めする。 ビジターセンターで濡れた服を着替え、登山用のカッパを着て再び出発。目指すは道の駅羅臼。今日のお昼ご飯を食べるのだ。 道の駅はお盆休みとあってなかなかの混み様。2階レストランも順番待ち。名前を記入してしばし時間つぶし。 |
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順番になり中へ。伸二郎が頼んだのは黒ハモ丼1000円。 黒ハモ丼はうな丼みたいな感じだが、外観はちょっとグロテスク。味はウナギよりも脂が少な目で淡泊。うな丼と異なり、コショウの利いたたれで少し違和感はあるが、これもありかも。総じて、まずくはないが、そうおすすめでは無いかな。 |
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道の駅を後に今日の宿泊場所であるライダーハウス「マックス」へ。マックスは知床岬トレッキングの出発点である相泊の手前2kmほどにあるライダーハウス。テント撤収もないし、相泊から近いので早朝出発が可能となり都合が良かった。 マックスに着いてから少し経った時、ビジターセンターで会った若者達が来た。彼ら、いや彼女らも知床岬に行く計画らしい。その話を聞いたマックスのマスターは途中まで船で渡してくれると言う。 実はビジターセンターで「相泊から少し先の崩浜という場所にクジラの死体が上がり、それにクマが群がっている」との情報を得ていたのだ。浜と後ろの崖とはわずか20m程だろうか、相泊から歩いて行くとクマが何匹もいる脇をすり抜けて行かなければならず、それが皆心配だったのだ。 そこでマスターは特に若者達に気を使い、送ってやろうと言ってくれたのだ。モーレツに心配していた皆はすごく喜んでいたが、実はひねくれ伸二郎は一人がっかりしていた。 基本的にいざ危機迫る状況になるまでは根拠のない自信にあふれる伸二郎は正直、あまり怖くなかったのだ。それどころか、「熊の脇を抜けるしびれる状況あってこそ、知床岬への達成感あるってもんだぜ!」と訳の分からぬやる気に燃えていたのだ。 結局、ここでわがままを言いだしても通らぬので皆で船に乗ることにして就寝。まー、元気があれば、クマは帰ってからでも見に行けばいいか。 明日の出発は3時!2:30起きだ。本当に起きれるかしらん。。。 |
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