猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その6



8/16
雨降りの朝。とぼとぼと起きて、朝飯を食らう。山さんはこれから札幌に行くとのこと。結構な距離、頑張って走ってくださいな。出発する山さんを見送り、自分も準備をする。

今日は雨降りだから移動日として、明日どこ行こうか?少し考えた結果、過去3度ガスに阻まれた大雪に4度目の正直を目指していくことにした。今日は旭川か、旭岳ロープウェー近くのユースかな。

ぼてぼて準備をして阿部さんに別れを告げ、出発。本当に素晴らしい思い出をありがとうでした。

マックスを後にまずは知床峠を越え、北見を目指す。ウトロからしばらくは強い雨に降られたが、網走あたりで雨は上がった。淡々と走り、北見到着。時間も良いし、ここでお昼にする。

嫁に調べてもらい訪れたのは北見駅からほど近い場所にある「ほた姫本舗」というお店。
ここに来たのは北見のB級グルメ「塩やきそば」を味わうため。地元の喫茶店といった雰囲気の店内は地元客でなかなかの賑わい。さっそく塩焼きそばをオーダー。

出てきた塩やきそばは鉄板に乗っかった素朴な感じで、味も見た目通り素朴な感じだった。あっさりした塩味は最初こそ薄いかなと思ったが、食べ続けるうちにちょうどよく感じるようになった。

とても美味しいというものではないが、ほっとする美味しさがあって結構好きだな。
北見を後に淡々と走り、大雪旭岳ロープウェー近くのユース「大雪白樺荘」へ。同部屋の人はフランス人でぎこちない英語で話をする。

日本が好きみたいで3度目だという。ちょうど今年の5月にフランスへ行った、フランスは人も景色も良かったと伝えると、フランス人はいつも怒っているのに良いと言うのは変わっているなと不思議がられた。たまたまあった人が良かったのかな。。。

夕食を食べ、フランス人と一緒にお風呂に入り、まったり。日本の良さは何かと聞くと人柄と温泉だという。やっぱり人柄は大事だな。旅先で人の優しさに触れると何よりも嬉しいもんなー。未来も愛されるように優しさだけは忘れんようにしんとな。
8/17
5時に起きて朝飯のおにぎりを食べる。ユースの人に握ってもらったおにぎりは硬めで親父の握ったおにぎりを思い出した。食事の時に話した人によると、このほうがザックの中などで形が崩れず良いんだとか。
腹も満たされたところで旭岳ロープウェーへ。小雨が降っていたが、うっすら青空も見える。天気予報も回復傾向だったし、今日はいけるぜ。

ロープウェーで上がると山にはプチ雲海が。なかなかいい雰囲気だ。
正面には旭岳の姿。ガスはかかっているが、きっと晴れる。今日こそは晴れをゲットしてやるぜぇ。
と思って登って行くが、なかなか晴れない。時折ガスが薄くなるが、再び濃くなり、ついに晴れることなく頂上へ。

頂上でガスが晴れるのを待つが、上空に晴れ間が見えることはあっても、周囲の山が見える程晴れず。結局、30分待って諦めて間宮岳に向けて歩き出した。

4度目の正直ならず。いつになったら晴れた頂上をゲットできるのか。。。
その後、お鉢めぐりをして晴れを待つが、雲は厚く、しぶとく、晴れることは無かった。それでも、前回何も見えなかった道が見えただけでも良しとするべきだな。
お鉢も時折しっかり見えたしな。

大雪は相変わらず雄大だ。
お鉢めぐりを終えて再び旭岳に登り返そうかとも思ったが、相変わらずガスっているので中岳から裾合平に降りることにした。

裾合平への途中には中岳温泉があって、入ることも可能。湧き出る高温の温泉と沢の水を調整して入るようだ。お風呂好きならここでまったりするのも良いかもしれないな。
裾合平はチングルマの大群落があった。7月の開花時期、9月の紅葉時期にはさぞ綺麗だろうなぁ。
裾合平後半の細かいアップダウンにくたびれながらも無事ロープウェー駅に戻り、山麓駅へと下った。

この日も白樺荘に泊。フランス人にただいまを言って夕食へ。
夕食を終えてフランス人と話し、北海道の見どころは摩周湖や屈斜路湖だと言うと、あそこは交通の便が悪いので行くのが難しいと。自分が車だったら連れてってあげれるのになー。せっかく日本に来てくれたのに残念だ。

来年バイクで来るときは2人乗りができるようにキャリアの位置変えとこうかな。。。


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