猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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出発〜猪苗代湖

 8時半に起き、のらりくらり用意をしていたら時刻は9時半になっていた。やっとこさ出発し、三河人の為に作られた東海環状線(マグロード)に入り、旅は始まった。今回の旅は日本の最果て感漂う(個人的な感想です)東北を一周しようというもの。

何で最果てかというと、東海地方からはとにかく遠いのだ。北海道や九州も遠いのだが、途中からフェリーに乗るので、距離ほど遠く感じられない。それに対し、東北は陸走がメインとあり、とても遠く感じる。
 しかしこの日は晴れということもあり、そんな気は沸いてこず、順調に距離を稼いでいく。可児で中央道に入り長野方面を目指す。

途中、駒ヶ岳SAで昼飯をとる。SAは休日とあってかなりの混雑で、ヘタレはレストランをあきらめ、ソースカツ弁当を買う。どっちみちソースカツ丼を食べるつもりだったので個人的には満足。味はボチボチですかな。
駒ケ岳SAで食べたソースカツ弁当。ボチボチですた。

 昼飯を終えてすぐに走り出すと塩尻を過ぎたところで雨が降ってきた。どうやら通り雨のようだったので、カッパを着込んでそのまま北へとひた走る。案の定雨はすぐ止み、その後は降ることは無かった。長野を過ぎて信越道の一車線区間を必死で走りきり(スピードの出んバイクは辛いぜい)、北陸道で長岡を目指す
 この後、SAで休憩をしながら次の道を考えた末、磐越道の小出ICで降りてR252を通り、猪苗代湖を目指すとする。なんで猪苗代湖かというと、湖畔にあるキャンプ場に泊まるためである。

このキャンプ場は管理人等がいなく、到着時間が遅くなっても構わない上、なんとタダと来た。これは泊まるしかないと即決したのだ。
北陸道を通っていたとき低い雲が垂れていた。一瞬、道東の天気の悪さを思い出した。

 小出ICで降りてR252を喜多方方面に向かう。R252はとても走りやすい道路で、景色も良く、満足。特に新潟と福島の県境の六十里越峠から眺める田子倉ダムは素晴らしかった。その後、川霧立ち込める幻想的な只見川の脇をいい気分で走るが、出発時間の遅れが響いてあえなく日没。さっきまで幻想的だった川霧は道路の視界をさえぎる夜霧へと変貌を遂げ、小心者のヘタレはびくびくしながらようやく喜多方市にたどり着く。夜霧はこえーぜよ。

 その後、飯屋を探す気力もなくなったヘタレはコンビニで五目焼きソバを食べ、「やっぱコンビニ飯はうめーぜよ」と満足感に浸った後、午後8時30にようやく秋山浜(青松浜が正しい?)キャンプ場にたどり着く。すぐさまテントを建てボチボチな星空を見て就寝。今日は疲れたでござる。なお、キャンプ場の位置はこの辺→
田子倉ダムはどこか幻想的な美しさに包まれていた。 川霧立ち込める只見川。霧の川となってとても幻想的。
R252の県境付近はとても迫力のある道が続く。太陽が明るい時間に訪れたら景色をかなり楽しめそう。



ツーリングデータ
一日目のルート図
田子倉ダム 特徴 発電量日本1、貯水量2位を誇る巨大なダム。景観がすばらしく、特に新緑、紅葉時は見事。
リンク 田子倉ダム:http://homepage1.nifty.com/tadamiso/dengen/dam2-tagokura.html
只見町:http://www.tadami.gr.jp/kankou/kankoutop.html

 翌朝5時に目を覚ますが、外が雲ってそうなので2度寝して7時に起きる。まだ曇ってはいるが、これ以上の出発の遅れは嫌だったのでそそくさとテントをたたんで出発の準備をする。そうこうしているうちに空が晴れてきたので気分よく出発。猪苗代湖の印象は特に無し。

 今日のメインは磐梯吾妻スカイライン。本で見たところ、火山地帯を走る豪快なスカイラインらしく、東北旅行のメインの一つだ。

 とりあえず磐梯山ゴールドラインを目指すが、その途中会津若松市内で、なにやら怪しげな巨大仏像発見。そのまま通り過ぎようとしたら心の中の寄り道大臣が許してくれず、泣く泣く立ち寄る。
 
秋山浜キャンプ場。無料!

 近寄ってみると仏像は会津村という有料施設のものだった。あんまり気が進まなかったが、入場料700円を払い施設内へ。この会津村は一周40分程度の庭園でつつじやあやめ、紫陽花が美しいことで有名らしい。

しかし、なんといってもメインは巨大な仏像、いや観音像で、高さは57mにもなる。観音像の中はらせん状に階段があり、登っていくことができる。観音像内からは窓を通して景色が望めるが、それほど良いものでもない。総じて、この施設はバイクで旅をしている時には訪れんでも良いかな。バイクのりには良いもんでは無いと思いまっする。
会津村の巨大な観音像。高さ57m。道路から眺めるその姿は驚きもんです。 観音像の中は階段となっており、登ることができる。
 会津村を後に磐梯山ゴールドラインを目指す。この時はまだ晴れており、ゴールドラインからは時折磐梯山の姿が見えた。この道路はそれほど景色の良いところは無いが、走りを楽しむには良い。

 その後、磐梯吾妻レークラインを通り磐梯吾妻スカイラインを目指す予定だったが、道を間違えてR459→R115で磐梯吾妻スカイラインに着く。
磐梯山ゴールドラインは明るい山岳道路だった。


 磐梯吾妻スカイラインは途中までは森の中を走るが、その後は荒涼とした火山帯となった。浄土平駐車場でバイクをとめ、吾妻小富士の山頂を目指す。山頂からはぼっかりあいた火口後や浄土平一帯の風景が見渡せる。この日は少し雲が多く、景色はもう一つだったが、晴れれば素晴らしい景色が望める。
浄土平駐車場から見た吾妻小富士。ここから頂上までは10分くらい。 吾妻小富士の登山道。頂上まではあと少し。
吾妻小富士頂上より浄土平を通るスカイラインを望む。


ツーリングデータ
2日目のルートその1
猪苗代湖 特徴 日本第3位の面積を誇る湖。遊覧船、湖水浴場、キャンプ場など有。
リンク 磐梯山.net:http://www.bandaisan.net/watch/syousai.php3?no=21&sid=sizen
磐梯山
ゴールドライン
特徴 会津若松から檜原湖へ向かう有料道路。眺めはそれほどよくないが、走りは楽しめる。
料金 530円(バイク)
リンク 磐梯山周辺有料道路:http://www.dorokosha-fukushima.or.jp/douro/bandai1.html
磐梯吾妻
スカイライン
特徴 福島県・西吾妻山脇を通る全長29kmの山岳スカイライン。途中の浄土平付近は荒涼とした火山地形が広がる。浄土平から10分程で登れる吾妻小富士山頂からはぼっかり開いた火口と浄土平の見事な眺望が得られる。
料金 1150円(バイク)
リンク 道路公社説明:http://www.dorokosha-fukushima.or.jp/douro/skyline/
磐梯山周辺有料道路:http://www.dorokosha-fukushima.or.jp/douro/bandai1.html





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