猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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気仙沼、猊鼻渓、小安峡

 朝起きるとどうやら外は晴れてる模様。朝食を済ませ、くつろいでいるとユースのペアレントが唐桑半島の見所を紹介してくれた。特に唐桑半島の観光を考えていなかったへタレは見所を教えてもらってとても助かった。ユースはこんなところが良いところかな。

 8時過ぎにユースを出てさっそく教えてもらった場所に向かう。最初に訪れたのは巨釜という場所で、ここにある折石は唐桑半島のシンボル的なもの。崖上から眺める岩場の海岸線はなかなかよろしいものだった。次に、唐桑半島が一望できる漁火パークというところに行ったが、特に良くは無かったかな。

 この後、半島先端の御崎に行ったが、こちらはボチボチだった。遊歩道からは岩場まで降りていくことができて、のーんびりした感じが味わえる。また、ここは花がきれいで、ヤマユリやスカシユリが特にキレイだった。
唐桑半島のシンボル折石がある巨釜。美しい海岸線が魅力。
スカシユリ。オニユリによく似てる。違うのは各花びらが離れて、上向きに咲くところ。 ヤマユリ。木陰に群生してました。立派な花です。

 今日のメインはそそり立つ岩が美しい猊鼻渓。気仙沼を走っている最中、雲が広がってきたが、内陸にいくにつれ晴れ間が広がってきた。夏の東北太平洋側は海からの冷たい風が原因で常に雲が広がり易く、天気があんまりよろしくない。北海道の道東でこのような感じだったのを思い出す。

 猊鼻渓はまだ盆休前ということでそれほど混んでなく、遊覧船には待たずに乗れるとのこと。遊覧船は往復で90分くらいかかるらしくちょっと迷ったが、今日はそれほど急いでないので乗ることにした。実際、遊覧船に乗って正解だった。猊鼻渓は陸からではその景色が見れないからだ。猊鼻渓に来るなら時間に余裕を持ってこなきゃだめですよ。

 さて、川下りならぬ川登をしながらゆっくりと進む船からはなかなかよろしい景色が見えた。猊鼻渓は実は水深がとても浅く、また流れがゆっくりなため、船は船頭さんの棒を押す力で進んでいく。ちょっと驚き。

船の脇には観光客の餌付けにより野生を失った川魚が併走する形でついてくる。結局、川魚は船が動いている間中一緒にいた。そうそう、川下りの最中地震雲を見た。テレビで見た時は、「うそいってんじゃねーよ」と馬鹿にしたが、この1週間後、宮城県で震度6弱の地震があった。まんざらウソじゃねーかもね。
船に併走して泳ぐ川魚。野生無しポンチ。 地震雲撮影。この1週間後宮城県沖地震有。まんざらウソでもないな。
絶壁そそり立つ猊鼻渓。この迫力ある景色が穏やかな川の流れから生まれたなんてな。
 船はしばらく行くと一旦丘に着き、そこから歩きで猊鼻渓一番の高さを誇る大猊鼻岩まで行く。ここでは対岸の岩の穴に入れたら願いが叶うという運玉なるものが売っているが、みんな川の石を拾って穴めがけて投げていた。ヘタレも一緒になって川の石を投げ、見事穴にぶち込んだ。きっと願いは叶う(?)であろう。

 川下りを終え、腹も空いてきたのでレストランで飯にする。食べたのは追分という定食(1320円)で鮎の塩焼きとソバ、ごぼうの肉巻き、えのきの白和えのセット。白和え以外は旨かった。特に鮎は久々に食べたのでとても美味しく感じたな。
入れば願いが叶うという岩穴めがけ、石を投げる人々。誰もうん玉は買いません。
レストラン若鮎の追分定食。お手ごろなセットです。 鮎の塩焼きを久しぶりに食べられて良かった。
 猊鼻渓を後に向かったのは「巌美渓」。とっても紛らわしいこの巌美渓は猊鼻渓とは違い、橋や岩の上から景色を眺める。岩だらけの渓谷を流れる川は晴れればなかなかきれいだそう。この日は水の色はイマイチだったけど。

 ここ巌美渓のメインは対岸の団子屋よりロープウェイのごとく籠に乗ってやってくる団子。籠の中にお金を入れて合図を送るとしばらくして対岸の団子屋から団子が送られてくる。おもしろいから一度やってみては。
巌美渓。晴れればエメラルドグリーンの美しい渓谷らしい。
団子屋より籠が送られてくる様子。結構スピードは速い。 籠の中にはこんな感じで団子とお茶が入ってる。

 この日は川原毛地獄の近くのキャンプ場に泊まることに決め、一路川原毛温泉へ。R342で栗駒山を超え、小安峡というところまで来るとなにやら所々で蒸気が出ている。道路の隣は川らしいことが分かったが、木で見えないので、立ち止まらず通り過ぎようとすると橋があった。

ちょうど良いと思い、橋から谷を除くと、目もくらむような断崖の下から蒸気が吹き上がっている。どうやら遊歩道があるらしいのでなっがーい階段を降り、息も絶え絶えになりながら噴気孔を見学した。

 そうこうしているうちに雨が降ってきたので、急いで階段を登り、国道に戻りトイレ前で雨宿りをする。雨が止んできたので出発しようとすると一台のバイクが寄ってきた。今日はどこに泊まるのかと聞いてきたので、この先の木地山キャンプ場に泊まると答えると、ちょうどこの場所の奥にキャンプ場があるというので、ここで泊まることにした。もう移動するのがめんどくさかったもんで。
小安峡は深いV字谷。橋から下を除くと足に電気が走っちゃいます。 なっがーい階段を下りたところには遊歩道がある。噴気孔のすぐ隣を通っているので、なかなか迫力がある。
 このキャンプ場は「とことん山キャンプ場」といい、スキー場の隣にある静かなキャンプ場だ。料金は820円で、ふつーだが、キャンプ場内に温泉があり、自由に入ることができる。温泉は露天もあり、なかなかキレイで、なんといってもキャンプ場内ってのがいい。移動する手間がかからんのでめんどくさがりのヘタレには非常にありがたい。

 この後、先ほど誘ってもらったバイク乗りのおじさん(以下博士と呼ぶ)と飯を食う。博士はなかなかのこだわりの持ち主で、あれやこれやと力説してくれたが、ヘタレにはちょっと理解できん話でつまらんかった。すまんね博士。

 この日は博士と話をした後、10時くらいに眠りに着く。グッドナイト博士。
とことん山キャンプ場。林間のキレイなサイトが特徴。


ツーリングデータ
4日目のルート
唐桑半島 特徴 気仙沼市にある半島。海岸線は豪快で美しい。特に巨釜といわれる景勝地は断崖の海岸線が美しく、お勧めだ。
リンク 気仙沼観光協会:http://www.k-macs.ne.jp/~k-kanko/frame/fr12.htm
猊鼻渓 特徴 岩手県東山町の景勝地。絶壁連なる渓谷の舟下りで有名。ここにきたら舟下りをすべし。なぜなら陸からでは素晴らしい景色が見えないからだ。所要90分。ペットも同船可。
料金 1500円(大人往復)
リンク 東山町商工会:http://www.shokokai.com/higashiyama/html/geibikei.html
厳美渓 特徴 岩手県一関市にある景勝地。猊鼻渓と名前が同じで紛らわしいが、こちらは陸から景色を楽しめる。入り組んだ岩場を流れる川が美しい。川をまたいで届くかっこう団子も有名。
リンク 一関市:http://www.city.ichinoseki.iwate.jp/index.cfm/6,1142,71,html
小安峡 特徴 皆瀬川が作った急峻な渓谷。大墳湯付近の橋からはいかに急な渓谷かがわかる。階段を下ると遊歩道が整備されており、噴気噴出すすぐ近くまで行くことができる。、
リンク http://www.pref.akita.jp/rinseika/hureai/areamap/kurikoma/kukoko/ku_10.htm
とことん山
キャンプ場
特徴 小安峡大墳湯の目の前にあるキャンプ場。スキー場の隣にあり、森の中の静かなサイトはきれい。キャンプ場内に売店や露天風呂などがあり、とても便利だ。結構お勧め。
料金 おとな820円。
リンク http://www.pref.akita.jp/rinseika/hureai/areamap/kurikoma/kukoko/ku_04.htm





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