氷見からのR160はのどかな海岸線を走る明るい道路だ。半島の東側にあたるため波風の影響が小さく、そのため堤防が低い。走っていても海がとってもよく見えて、晴れた日は海の青さを常に実感しながら走れる。また、夏の海岸線にありがちな渋滞が無いのもいい。
七尾湾に浮かぶ能登島には橋が2本架かっている。七尾市側に架かり、空に向かうような開放感にあふれた”能登島大橋”、中島町側に架かり巨大なつり橋形状の”ツインブリッジ能登”。どちらの橋も立派で特にツインブリッジ能登は高速道路並みに立派である。どちらも無料であり、能登の東海岸を走る人はぜひこの橋を渡り能登島を通っていってほしい。
ツインブリッジを渡り能登島を抜けた後、R249で珠洲市を目指す。海岸線を走っていると海上に立つやぐらのようなものに出会う。よく見るとやぐらには人形のようなものが置いてある(ちょっと不気味)。 これは七尾湾で昔に行われていた漁の再現物で、”ボラ待ちやぐら”と呼ばれている。昔はこのやぐらの上に座り、しかけてある定置網にボラの群れが入ったら網口を締めるといった漁法が行われていたそうな。単純な思想しかできんヘタレはこの単純な漁法になんだか親近感が沸いてくる。 その後、能登町で海岸線を走る県道35号に曲がり九十九湾を訪れるが、九十九湾はわざわざ行くほどのもんでもなかったかな。
再びR249に戻り珠洲市内に入るとすぐに見付海岸という海岸に着く。この海岸のすぐ沖には能登のシンボルともいえる(ヘタレは今回の旅で始めて知ったが。。。)”見附島”がある。 この島は軍艦のようなその形から別名”軍艦島”とも呼ばれている。確かに船に見えるその形は一度見たら忘れられない。この海岸にはキャンプ場もあり、またこの海岸は海水浴場にもなっているのでキャンプついでに海水浴なんて良いかもしれない。
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