いつもながらの寝坊により今日の出発はなんと14時。空は夏とは思えぬ突き抜けた秋の空。大快晴に寝坊を心から後悔する。後悔人生は辛いぜ。。。そんな気分で始まった今回の旅は岐阜の合掌造りと能登の風景5日間かけて味わおうというもの。ついでに今年から始めた”目指せ百名山制覇”の1つとして白山を登っちゃう予定だ。 ほんとは朝出発して昼には合掌造りを悠々見物のはずだったが昼を過ぎてまだ愛知県内。むなすぃーねぇ。。。名神〜東海北陸自動車道とつなぎ荘川を目指す。途中一部渋滞があったものの高速道路はおおむねスムーズに流れた。世間は家でオリンピックか? そんなことを考えながらぼのぼの走っていると、道路わきになにやら大きな風車が。どうやらここは道の駅ではないがそれに似た感じの施設で、蕎麦屋が2軒ほどあった。いままでにこの道は2回通った記憶があるが、この風車に気づくのは初めてだ。ゆっくり走るといろいろ気づくものが多くてよいねぇ。そんなゆっくりなペースでR156を走り、午後5時にようやく白川郷に着いた。
白川郷は以前に訪れたことがあるが、小雨がぱらついていたためにあまり景色を楽しめなかった。今日は17時とはいえ大快晴、なかなか良く見えるぞよ。一通り(素通り?)見て回った後、合掌集落が一望できる城山展望所(だったけな)から萩町集落を眺める。上から見る合掌集落もなかなかだ。田んぼと山の緑、空の青、合掌造りの茶色。なんだか落ち着く色合いだ。自然の色ってやつなのかな。
城山展望所で今日の宿泊場所を探していると、白山の麓にちょうど良くキャンプ場がある。このキャンプ場は大白川キャンプ場といってなかなかの奥地にある。こんな奥地では食料は売ってないなと考え、国道から折れる前に食料を買おうと集落を走る。 がコンビニやスーパーの類は全然ない。今回は調理器具を全然持ってこなかったのでなんとしても明日の朝食を買っとかなければならない。しかし、わずかにある駄菓子屋みたいなところにもパンやおにぎりはまったく無く、探すのに疲れたヘタレは「まー何とかなるてー」とお菓子を買って朝食探しを終了。夜食を食べにいく。 既に6時を過ぎていたので夜食の店も危ういと考えていたら、幸運にもやっている店を発見することができた。その店でうどん定食を食べ、のほほんとしていると客はヘタレ一人でお店はかなり暇な感じ。「こりゃ、頼むしかねー」とおばちゃんにオーダーに無いが、おにぎりを作ってくれと頼むと快く承諾してくれた。いやー、田舎はあったかいねー。
ところで、ヘタレはクモとムカデが大の苦手。この夜はその大嫌いなクモがなんとテントの中に侵入していて、やっとの思いでテント外に出す。それがあったので、テントの出入りでクモが侵入するのを恐れ、これ以降テントの外に出ることなく夜8時に就寝。クモはかんべん。。。 この日は早く寝すぎたせいか、夜中に目が覚めてしまった。外に出るのが怖かったが、あまりのしっこしたさに思い切って出ると、木々の合間から満点の星空が。「おーええ眺めじゃ」と眺めていると、一筋の光が。おおっと眺めると、また星が流れた。そういえば、何たら流星群が来てると携帯のWebで入ってきたっけ。この後、10個ぐらい流れ星を見て、「宝くじは俺の者」と確信し再び眠りに就く。今日はなんだかハッピーだ。 次の日は6時に起きて朝食を済ませ、いざ白山登山へ。白山登山口はキャンプ場からすぐのとことにあった。隣にはダム湖を見ながら入れる温泉もあり、駐車場は車でいっぱいだった。近くには70mの落差の”白水の滝”もあり、結構見所が多い。大白川キャンプ場は売店が無いことと、電気が無いことを除き、結構良いとこなのかな。
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