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四谷千枚田 (愛知県鳳来町)

 '06年からなばなの里に誕生したあじさい・花しょうぶ園は東海地方最大のアジサイ本数を誇る。あじさい・花しょうぶ園は花広場の奥に位置している。あじさいの始まりは花広場横の道路から。入口では即売テントもある。即売テントは少し小さく、暗いのがイマイチだったが、気に入ったものをすぐ買えるのは良いことだ。
 そこからしばらくは道路沿いに世界のアジサイ展が行われている。展示用アジサイは咲く時期が少し早いようで、この日は少し枯れ気味だった。園内のアジサイと同じ開花時期にしてくれると良いかな。なお、展示は鉢植えのアジサイを並べたもの。名前とセットになっているので、メモも取りやすい。
花広場入口横にはあじさいを売っているテントがある。あじさい園で気になったらすぐ買えて便利。 道路沿いにアジサイ展示が行われている。世界の代表的なアジサイ品種が並ぶ。
展示はこのように鉢植え形式。 この日、一番綺麗に感じたのはアリラン。色・形ともに美しい。

 道路の終点より、いよいよメインのあじさい・花しょうぶ園だ。入口から数え切れないほどのアジサイが目に飛び込んでくる。道脇にはこれまでのアジサイの常識を覆すほどの密度でアジサイが植わっている。しっとり、濃い緑の中に美しく咲いてるといったアジサイの印象とは異なり、ここでは葉っぱが見えないくらいの花の量により、花の海といった感じだ。この辺りはちょっと好き嫌いが別れるとこかも知れない。
 丸く、大きな花が特徴の西洋アジサイは押出しが強い印象で、ガクアジサイは繊細な美しさといった印象があるが、ここの花壇のガクアジサイは花のじゅうたんのようで押出しが強い。
 あじさい・花しょうぶ園の売りは花の数だけでなく、その手入れの良さだという。確かに枯れた花があまり見受けられないし、道路も綺麗だ。そう思いながら見ていると、一生懸命花壇の手入れをしている係りの人が目に付いた。傾斜が緩やかで幅広の道路と合わせて、花のテーマパークらしい、細やかな気遣いがありがたい。
園内のアジサイは東海地区最大の7万株。びっしりとアジサイが敷き詰められている姿は圧巻です。 白いアジサイはポンポンのよう。
可憐なガクアジサイも数が集まれば、花のじゅうたんのよう。同じ花でもいつもと違った印象。 びっしり集まったガクアジサイ。可憐な印象のガクアジサイもこれだけ集まれば実に力強い。
あじさい園は広い場所に、アジサイがびっしり。道は広く、緩やかで、年配の方でも安心して回れて良い。
■■ ショウブ ■■

 あじさい・花しょうぶ園は外側をアジサイ、中心の低くなった場所にハナショウブが植わっている。ハナショウブは種類ごとに綺麗に整列して植えてあり、綺麗だ。それぞれの花には名前が表示されている。ハナショウブは種類が多く、花の名前がわかりづらいだけにこれはありがたい。
 ここのハナショウブのレイアウトとして特徴的なのが、段差をつけて、棚田状にハナショウブが植えてあるということ。こうすることにより、一度に見れるハナショウブが増えるとともに、立体的な眺めが楽しめる。
あじさい・花しょうぶ園は外側をアジサイ、真ん中の低いところにハナショウブが植わっている。 ハナショウブは棚田状に植わっており、立体感を味わえる。真ん中の木道からは周りを花に囲まれたいるような眺め。
ショウブは綺麗に種類ごとに植わっている。 それぞれ品種名がひと目で分かるようになっている。これはとてもありがたい。
夕映え。白い花びらと中心の紫のコントラストが綺麗だ。 熱砂の舞。色鮮やかで豪華な印象。
舞子の浜。くっきりした色合いとピンとした花びらが綺麗。 沢辺。いかにもハナショウブらしい薄青色、と垂れた形。

 アジサイ同様、ハナショウブも色鮮やかな花を咲かせる。また、葉っぱが濃い緑で、花がいっそう引き立つのも同じ。梅雨の時期に盛期を迎える2つの花を一緒に楽しめるのは、来場者の要望を重視するなばなの里ならでは。この美しい景色は7月初旬まで楽しめるそう。
ショウブは葉、茎が濃い緑の為、花の美しさがいっそう引き立つ。 ショウブの向こうにアジサイ。6月を代表する花が一度に楽しめるのはなばなの里ならでは。
棚田状に作られているため、ショウブ、アジサイが一度に見渡せる。専用に作った庭ならではの眺めだ。


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