猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その2



モイレウシで軽く食事を摂ったあと、剱岩のちゃぷちゃぷゾーン用に靴を履きかえる。この日の為に買ったウォーターテニーがようやく活躍の時を得た。期待してるぜい。
剱岩は海岸線をぐるっと歩いて越える。遠くから見ると、あんなとこ行くの?って不安になるが、近くまで行くと程々に道がある。
さー活躍してくれよウォーターテニーと思いきや、干潮で見事に岩が出ていた。ここは干潮時以外は海水に浸り、満潮時は膝まで浸るくらい。

前回、ここを濡れながら歩いた阿部さんも干潮時の楽さに驚きまくり。知床トレッキングに潮はとても重要。
剱岩を回った先もちゃぷちゃぷポイントなのだが、こちらもしっかり地面が出ていて、ほとんど濡れぬまま通過。素晴らしき干潮パワー。
その後、ちょいとパワーアップしたヘツリ出現。ヘツリポイントは落ちても死ぬことはないんだけど、首から下げたカメラやザックが濡れると思うと結構恐ろしい。
ヘツリを終えると、穏やかな浜に出て、
またもやヘツリをしたり、
大きな岩場を登ったり下ったりして、岩場を越えると、
再び釣り人がいる海岸に出た。ここがペキンの浜で、ここには有人(昼間だけ)の番屋もある。

番屋に近づくと、見慣れた顔が。なんとマックスのマスターではないか。

マックスのマスターは釣り人の渡しもやっており、昼間は釣り人を渡した後、ここで別の作業をしてるそう。
マスターに再び別れを告げ、ペキンの鼻を目指す。ペキンの鼻は海岸線を行かず、草の斜面を乗り越える。
斜面は特に急でなく、普通に歩いていける。

振り返ると、ペキンの浜がなかなか良い景色。晴れていればなお綺麗だったろうが、まー、雨が降ってないだけ良しとするか。
ペキンの鼻は花が綺麗な場所としても有名。マルバタケブキみたいな黄色い花が一面に咲いており、黄色い絨毯のよう。険しい知床トレッキングを忘れさせるホッとする場所だ。
ペキンの鼻を過ぎて平坦な海岸線を行くと、ヘツリポイントが現れる。
2回目ぐらいまでのヘツリは難なく行けるのだが、3回目(だったかな?)のヘツリはかなり手ごわく、足を掛けるポイントも小さくなり、斜度もだいぶそそり立ってくる。

落ちたらカメラ壊れるなーというドキドキと闘いながら、スーパー緊張しながら通過する。
特に最後は少しオーバーハング気味になり、手足がプルプルしちゃうほど。筋肉が疲労する前に勢いをつけてちょいと離れた岩に飛び移るべし!

いけー、山さん!
そしてこの後、ついにヘツリもできない位のオーバーハングした岩が続き、ついにヘツリを諦める。海底には岩があるが、それを渡って行ったとしても濡れること必至。岸まではわずか10mちょいだが、そのわずかが濡れずして越えられぬ。

そう、ここが阿部隊長一向が前回、チンコを海水に浸し、命からがらに越えた伝説の場所「チンコ岩」だ。

これはチンコを出さねばと思いきや、干潮から時間が経ってないこの日は岩の上の水深は膝上くらい。チンコを浸さなくてもパンツになれば服を濡らさずに越えることができるではないか。
阿部さんがまずパンツで越え、ついで山さんもパンツで越える。パンツで余裕みたいだ。

じゃあ伸二郎もパンツで・・・なんていっかーん。チンコを出さずしてチンコ岩を越えるなど、チンコ岩さんに失礼じゃねーか!チンコ出さずに越えられっか!

と訳のわからぬ理由を並べ立て、一人チンコで越える男。極めて知能指数が低いんです。これでも生きていられるなんて、日本はスバラシイトコロダ。

ちなみにこのチンコ岩、またの名を「近藤ヶ淵」とも言うらしい(知床財団のHPにはそう書いてある)。

知床財団のHPとかではここは高巻きポイントとして紹介されているが、高巻きの道は険しく、迷いやすいので干潮を狙ってチンコ(パンツ)通過をした方が全然安全でお勧め。


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