猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
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その3



4/30
4時起床。朝飯を食べてまったりしてると外が少し騒がしい。明るいし、どうやら晴天のようだ。

コーヒーを飲んだ後、トイレの為、小屋に行く。振り返るとこれぞ涸沢といった美しい景色が広がる。やっぱり涸沢は素敵だ。
数枚写真を撮り、さっそく奥穂に向けて登りだす。少し早出をしている登山者のトレースがあり、迷うことなく進む。

途中、ザイテンと小豆沢の分岐点付近では大量のデブリにより道が少し歩きづらく、コースも少し不明瞭だった。ただ、視界はあるので、迷うことはないだろう。

さて、順調にいくかと思えた今日の登山だったが、なぜか文字通り暗雲が立ち込めていた。先ほどまでの青空はどこえやら、稜線はガスに包まれ、晴れ渡っていた空は今にも雲に覆われんかという状態。

おかしい、週間予報では晴れだったはず。。。
それでも、まだ晴れが残る東の空を眺めつつ、天気の回復を信じて登り続ける。
が、やっぱり天気の悪化傾向は確かなようで小豆沢上部ではプチホワイトアウト状態。あー、やる気なくなっちゃうな。。。
ようやく奥穂高山荘まで登ってくると正面に奥穂への岩壁が現れる。1年ぶりだな。

岩壁は去年と変わらず迫力あるが、伸二郎は去年とは違う。風が吹き荒れる岩壁を見て多少ビビりはするが、俄然勝てる気がする。一年の経験からくる絶対的な自信。間違いない。今年は登れる。
とはいえ、強風吹き荒れる岩壁を一人で登るのはおっかないし、何よりも登頂して景色が見えなかったらスーパーつまらん。てなわけでしばし山荘で天気の回復を待つことにした。

山荘では同じく登ってきたはいいが、天気の悪さに待機状態の登山者が数名。登山話をしたり、カレーを食べたり、コーヒー飲んだりして時間をつぶすが、一向に天気が良くなる気配がない。

それどころか、風は一層強く、雨(雪)が降ってきてどんどん悪天に。最新の天気予報によれば、今日天気が回復すること可能性は極めて低く、逆にどんどん悪化していくらしい。

結局、3時間待ったが、そのまま涸沢に戻ることにした。

強風吹き荒れる稜線からザイテンを下っていくと、風は収まり、視界も回復。どうやら、稜線は雲がかかっているため、視界が無かったみたいだ。

シリセードを交えながらあっちゅーまに下り、マイテント到着。やれやれとテントに入り、ごろごろしていたが、上空でいやーな音が鳴り響く。

どどん。ごろごろごろ。どんどーん。。。

一瞬、耳を疑ったが、その後も何度か同じ音が鳴り響き、間違いでないことが分かった。こりゃ、雷なってるよ。。。

強い雨も降りだし、本格的に雷雲がかかったようだ。今日もテントで泊まる予定だったが、雷が鳴っていては怖くて寝とれん。そそくさと小屋に逃げ込み、そのまま小屋泊まり決定。GWに雷は反則だよ。。。

小屋ではひたすら暇で小栗旬のサインを見たり当たらないし、わかりにくいウェザーニュースを見続けたりとひたすらだらだらと過ごす。
夕飯時になり、寝床が隣だった埼玉から来たという人と話す。彼のおかげで小屋での一日が少し楽しいものになった。感謝。

21時頃就寝。明日は一日雨予報。どーすっかなー。。。


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