7/26 2:50起床。テントは夜露でびっしょりだが、外を見ると綺麗な星空。よし御飯を食べて星空撮影だと思っていたら、ご飯を食べたら星はあまり見えなくなっていた。うーん、しまった。星を写してからご飯にすれば良かった。。。 仕方がないのでぼちぼち準備して4:50出発。良いテン場だった。 |
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飛騨沢のへの道はGWに通った雪原とは全く異なる樹林帯の道。初めて通るかのようだ。 | ||
樹林帯故、展望は無いが、花は結構ある。何度か足を止め綺麗な高山植物を写した。 | ||
樹林帯の道は始め緩いが、だんだんと傾斜がきつくなってくる。 | ||
木々の背丈が低くなってくると何度か小さな沢にぶつかる。このあたりは水も豊富で冷たく美味しい水が飲める。夏場にはうれしいところ。飛騨沢はこのあたりが最後の水場なので飲み物があまりない人はしっかり汲んでおきたいところ。 | ||
最後の水場を過ぎると道は右にカーブし、傾斜はさらにきつくなる。このあたりがGWで雪崩に怯えた場所だろうか、懐かしい。雪の無い季節はそんなことはまったく想像もつかない。 | ||
お腹が減ってきたので、ちょっと休憩してパンをほおばる。昨日の反省から今日はしっかり食べて飲んで登るのだ。 急登を登って行くと木々は低くなり、展望が良くなってきた。道の脇には高山植物が多く、なかなかいい雰囲気。大好きなキヌガサソウもあってご機嫌で登って行く。飛騨沢は無雪季も結構いけるじゃないか。 |
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ちょっと登ると少し傾斜が緩くなり、千丈乗越方面と飛騨乗越方面との分岐に出た。休憩をしながら少し考えた結果、今日は千丈乗越経由で登ることにした。 槍ヶ岳山荘に早く着くには飛騨乗越経由が良いが、景色ならやっぱり稜線歩きである仙丈乗越経由の方が良いもんね。やっぱ山は景色が見えてなくっちゃ。 |
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てなわけで仙丈乗越に向かう。仙丈乗越まではまず緩いトラバース道を登って行く。 | ||
道沿いには相変わらず花がちらほら咲いていて美しい。ハクサンコザクラかな。紫の綺麗な花だ。 | ||
稜線に近づくにつれ、景色も良くなってくる。振り返れば中崎の尾根の向うに2週間前に登った笠ヶ岳の姿。 | ||
視線を左に移せば連なる穂高の稜線と焼岳、乗鞍の姿。今日の稜線歩きはさぞかし快適だろう。 | ||
中崎尾根からの道と合流してからは急傾斜となるが、景色が良いのでそれほど苦にならない。 | ||
ハイマツの道を登りつめると仙丈乗越到着。緩やかな谷の向うには硫黄尾根と裏銀座の山々、さらに奥には針ノ木・蓮華岳、鹿島槍の姿。なかなか綺麗だ。稜線コースを選んで良かった。 | ||
少し休憩してから槍ヶ岳に向けて歩き出す。稜線上は風が強く、止まっていると寒いくらい。暑さに苦しんだ昨日とは大違いだ。 | ||
飛騨沢を見れば急傾斜をジグザグに登山道が続いている。GWはあの道を直登して行ったんだからきついわけだ。 | ||
が、同じ頂を目指すのに片っぽだけきついわけがない。当然こちらの道もきつくなってくる。槍ヶ岳が近づくにつれて増す傾斜に何度も足が立ち止まる。 | ||
でも良い。今日は時間に余裕があるし、昨日と違って足の調子も悪くない。それに振り返れば素敵な景色もある。西鎌、できれば通して歩きたかった。いつかまたこの道を歩こう。その時は双六からじっくりと景色を味わいながら。 | ||
きつかった登りもようやく終わりを告げようとしていた。左にはそそり立つ岩の岩峰が迫力だ。この角度から槍を見るのは初めてだ。こうしてみると小槍が大きいことが良くわかる。 | ||
足元には高山植物の数々。槍ヶ岳到着を祝ってくれているかのように咲き乱れる。特にイワベンケイが多かったのが良かった。この黄色のポンポンを見るとなんだかとても心が和む。 | ||
辿り着いた槍ヶ岳山荘は多くの人で賑わっていた。9:00ちょいという中途半端な時間にも関わらず。やっぱり槍は人気者だなぁ。。。 | ||
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大喰岳、中岳、南岳 2014年7月 |