猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

北海道、東北 上信、北関東 南関東 北アルプス 八ヶ岳、中央/南アルプス 西日本 登山装備紹介
その4



23:00ぐらいに目覚めるも外は相変わらずのガス。夕日に続き、星空撮影も中止になった。今回も三脚使わず終いか。残念。

7/27
3:00に起きるとテント内に水滴が落ちてくる。なぬ、雨か?と思って外を見るが、雨が降ってる様子も無いし、降った様子も無い。どうやら、
一晩中吹き抜けるガスがテントを濡らし、それが水滴となってテント内に落ちたようだ。

やれやれと思い、携帯で天気予報を確認すると今日は曇りから雨予報。おまけに雨雲レーダーを見ると福井県付近にヤバそうな雲の帯がある。寒冷前線か、気圧の谷か?

間違いなくあいつは雷を伴った雨雲だ。稜線でぶち当たったら恐怖だ。それに、豪雨だと滝谷とか渡れんくなる。あいつが来る前に滝谷を通過してしまおう。

そそくさと準備して4:20出発。計算だと8:00までに滝谷を通過すれば大丈夫だ。うっすら明るくなった南岳新道をヘッデンを灯しながら下りだした。

南岳新道を通るのは実に7年ぶりなのでほぼ道を覚えていなかったが、心配は無用だった。ゴロゴロした岩場を下って行くのだが、目印がしっかり打ってあるので道は分かり易かった。
ただ1か所だけ分かり辛いというか、迷ってしまうところがこの雪渓を渡るところ。写真ではちょっと分かり難いが、少し登りかえしているのだ。

ずっと岩ゴロ地帯を下って来て左に曲がり、そのままこの雪渓を登りながら横断していくのだが、ガスで見通しの悪い中で、下山してるのに登りかえすという状況が道を間違えたんではないかという錯覚に陥らせる。
さらに雪渓のトラバースの後、尾根に登りつめるのだが、間違って登りの道に戻ったんではないかとちょっと心配になった。実際にはあっており、問題ないが視界が利かない残雪期などは特に心配になるのでちゃんと地図は持参し、また、できればGPSとか持っていくことをお勧めする。
尾根に登ってからは尾根上を分かり易く下って行く。初めは木道の道。
その後は岩が多い尾根の急降下。滑りやすいのでこけないように注意して下る。
しばし尾根を下ったあと、樹林帯のトラバースとなる。このあたりになると風も弱くなり、ちょっとホッとする。
ただ、急傾斜は相変わらずで下りとは言え、足への負担は大きい。前に登りで使って膝をやられたのも納得だ。
長い急傾斜を下ると雪渓の残る沢にぶつかる。ここが南沢でこれを渡れば槍平小屋は近い。
槍平小屋には6:20に着いた。南岳小屋から2時間か、頑張ったな。腹を満たし、しばし休憩した後、滝谷へむけて下りだした。
大雨が降る前に早く滝谷を渡ってしまおう。
ちょっと下りだしたとき、雨がぱらついてきた。予想より早いか?一瞬焦ったが、雨は本降りでは無く、まだやばい雲は来て無いようだ。なかなか良いペースで下り、7:20滝谷到着。増水も無く、問題なく渡る。

そのままのペースで白出沢まで一気に下り、8:10白出沢到着。ふー、さすがに少し疲れた。冷たい水を飲んでちょっとまったり。ここまでこればもう終わったようなもの。
なんてったって後はこいつで下るだけだから。
チャリンコに乗ってばびゅーんと下る。いやー楽ちん。でも、この林道、チャリンコダメなんだってさ。なんでかわからんが、次から守るから、今回は許してね。
登山者Pには8:35到着。着替えを済ませ、ボチボチと家路に。

この日は地元豊田市の花火大会。→こんなん
綺麗な花火を眺めながら登山の成功に浸った。
今回は念願だった槍から南岳の稜線を楽しむことができたし、南岳のテン場が良いこともわかったので程々に満足。西鎌は歩くことができなかったのでいつかまた西鎌へ行こう。そん時は朝晩の景色、星空も楽しみたいな。


その1 | その2 | その3 | その4
大喰岳、中岳、南岳 2014年7月

登山-北アルプスへ戻る登山トップへ戻る