やっぱり一人が良いといいつつ、またしてもタッグを組むことになった。相手はもちろん、我等がジャージマンことグッチ谷口だ。腐れ縁なのかもな。 今回、前日に台風が来ていたせいか、天気予報はすこぶる悪い。土曜日=雨、日曜日=雨/曇、月曜日=曇。晴れが一つも見えない。当然、我等がネガティビストグッチは雨予報。そして時々ポジティビスト伸二郎は晴れ予報。今回も賭けをすることとなった。土曜日の14時に晴なら伸二郎の勝ち、雨またはガスならグッチの勝ちだ。勝負が楽しみだ。 さて、当日、根性で起床して5時の出発に備える。少し遅れてグッチ到着。天気は快晴だ。これはもらったか。 経費節減の為、今回も下道ゴーゴーで登山口目指して進む。途中、珍しく眠くなったグッチに変わり、伸二郎が運転しながら、10時に扇沢に着く。今回は登山口である室堂までアルペンルートを通っていくのだ。 扇沢の高い駐車場(一日1000円×3日=3000円)に車を止め、着替えを済ませ、いざ出発。まずは電車みたいにパンタグラフから電気をもらって走るトロリーバス乗車だ。 狭いトンネル内をかなりのスピードで走るトロリーバスは順調に進む。相変わらず素晴しい運転だね。黒部ダム駅でトロリーバスを下り、ダムが見渡せる展望台に立ち寄る。いやー、観光はしとかんとねー。 ダムの展望台からは晴天の下、観光放水を行うダムの姿が見えた。展望台では中島みゆきの「地上の星」が鳴り響いていた。どうやら、ここはプロジェクトXの舞台になったらしい。なってもおかしくは無いな。 |
|
アルペンルートの始まりはこのトロリーバスから。トロリーバスは電気を外から供給されている以外は普通のバス。 | 黒部ダム。観光放水をやっていた。ここまでは天気も良く、いい気分だったんだが。。。 |
展望台からダム湖の堤までおりてダムを渡る。観光放水により発生していた虹を見てどこかの観光ツアーのガイドが「虹じゃないけど虹が見えますよー!」と言っているのを聞いて「どっちだよ!」と突っ込みを入れつつ、順調にダムを渡る。 |
|
気になるのはがっぽりかかった雲。上のほうは雲の中か。 | ダムから放水された水により「虹ではないが虹が見れる」(Fromツアーガイド)。いや、紛れも無い虹だと思うが。。。 |
ダム湖を渡った先からはケーブルカーだ。ここのケーブルカーはずっとトンネルの中を行く。豪雪の冬にも被害を受けず良いが、景色が見えず退屈だ。 強烈な傾斜を7分程度でケーブルカーはロープウェー駅に着いた。ここでちょっと時間があったのでお土産を物色。チョコやクッキーなど甘いものが多い中、注目のお土産発見。富山限定「ばかうけ しろえび味」。隠れたばかうけファンの伸二郎はこれは買わずにいられんと帰りに買っていったが、イマイチだった。なんちゅーか、磯臭い。 |
|
ケーブルカーはずっとトンネルの中。かなり強烈な傾斜です。 | 全国に広がる「ご当地ばかうけ」。ばかうけファンの伸二郎は大喜びで買うが、あんま美味しくなかった。磯臭い。 |
ケーブルカーの後はロープウェー。ロープウェー終点の大観峰では正面に広がる山脈の景色と黒部湖の眺めがとても良い。いつに間にやらでっかい展望台もできており、景色をゆったりと眺められるようになっていた。高齢者も安心か。 目の前の山はまだ見えていたが、振り返ると立山はすっかり雲の中だ。うーん、この分だと室堂はガスの中か。敗色濃厚になってきたな。早く雲とれんかな。 |
|
大観峰にはでっかい展望台が出来ていた。いつの間に。 | 正面には赤沢岳から針ノ木岳に広がる稜線とエメラルドグリーンの黒部ダム。一度歩いてみたいもんだ。 |
大観峰から再びトロリーバスに乗り、室堂に着く。室堂のターミナル内で昼食を取る。時間&お金を節約すべく、レストランでなく立ち食い蕎麦のお店にする。 「立山そば」は文字通りの立ち食い。カウンターで立って食べる。お店で立って食べたのなんて記憶に無いなー。なんか良いじゃないか。 食券機で食券を買う。オバチャンに食券を渡すと5分も経たずにそばが出てきた。伸二郎が頼んだのは室堂そば(880円)。きのこと山菜がどっさりのって、さらに富山名産の白エビのかき揚げ付だ。ボリュームは文句なし。味は要努力。 胃袋のスモール化が進んでいる伸二郎は食いきれず、残りをグッチが食うことになった。相変わらずこの男の食欲は大したもんだ。 |
|
室堂で昼飯。立ち寄ったのは雰囲気のあるこのお店。 | なんと立ち食い。いやー、お店で立ち食いなんて記憶に無いな。ちょっとうれしいじゃないか。 |
伸二郎が選んだのは室堂そば。山菜、きのこ、白エビのかき揚げが入ったのも。味はもうひとつ。量は満足。 | 相変わらずこの男の食欲はたいしたもんだ。このわずか1時間後には既に腹が減ったと言っていた。 |
その1 | その2 | その3 | その4 剣・立山トップへ |