前剣から平坦な尾根道を歩き、尾根を西側に巻くと、びっくりするような光景登場。いきなり、やってくれるね。 剣岳の鎖場で怖そうなのは有名なカニのタテバイとヨコバイだけかと思い込んでいたので、まさか、いきなりこんな恐ろしい鎖場が現れるとは思いも寄らなかった。 この高度感のあるトラバースは5番目鎖場(前剣の門?)。個人的にはここが一番怖くて、思わず鎖を掴んでしまった。やるな剣岳。 |
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5番目鎖場を過ぎるとなだらかな稜線歩き常に岩場でないところが、メリハリがあって良い。 | ||
そして再び鎖場登場。平蔵の頭の上り。鎖はあるが、無くてもいける。 | ||
平蔵の頭を登りきったら、下りの鎖場。ここも鎖に頼らんくてもいけるかな。このあたりは鎖を使わないほうが楽しくて良いと思う。 | ||
平蔵の頭を過ぎると平蔵のコルと呼ばれる場所に出る。眼前にはそそり立つ岩峰。ここが有名なカニのタテバイだ。 | ||
カニのタテバイの取り付きでは登山者がいたが、お先にと伸二郎に譲ってくれた。あら、まだ心の準備ができていないのに譲ってくれちゃたのね。 わざわざ譲ってもらったからには先に行くしかない。ちょいと休憩した後、レッツラゴー。 最初の取り付きこそ不安定な姿勢になるが、思いのほか怖くなく、難無く登りきってしまった。途中で下を見たが、対して怖くない。あれま、意外。 |
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カニのタテバイの後、ちょっとした岩場を登りきると、後はガレ場を行くだけ。ホッとする。 | ||
早月尾根からの道と合流すると頂上はすぐ。 結構大きな祠が経つ頂上で、勝利のガチョンガポーズを決め、達成感に浸る。いやー、ついに来たねー。 |
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そうそう、今回の登山にはグッチもつれてきた。2年前、悪天候で頂上を踏めなかったから本人も来たかったろうと思ってね。 グッチも今日の景色にさぞ満足していることだろう。いやー、今日はホント、晴れてよかった。 |
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頂上は風も弱く、実に暖か。遠くを見るとうっすら富士山の姿が。どこから見ても絵になるねー。 | ||
南を見ると立山三山の向こうに槍の穂先が見える。今日は槍に登った人も大満足だろうな。 | ||
東を見ると、切り立つ八ツ峰の岩峰の向こうに後立山の峰々。稜線は秋色に包まれ、綺麗だ。 鹿島槍はこちらから見ると、結構尖がった山容をしてるんだなー。 |
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西を見ればどこまでも続く雲海。日本海に面した山は雲海になりやすいのかな? | ||
暖かな頂上は厳しい岩峰で有名な剣岳の頂上とは思えぬほどまったりしており、予定よりずいぶん長く過ごした。今日はホントに良い天気だねー。 |
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