猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その4



玉乃窪で休憩した後、7合目小屋に向けて出発。帰りは巻き道を通って行く。まずは急傾斜のカール壁を下って行くのでアイゼン&ピッケル装着。
写真で見ると大したことないけど、結構な急傾斜。シリセードで下りたい気持ちをぐっとこらえてゆっくりと下って行く。
カール底まで来て降りてきた道を振り返る。こうしてみると玉乃窪までの登りは大したことないように感じるが、登りだときついんだろうなー。
カールの縁からは巻き道となるが、これがなかなか厄介。雪の無い季節なら特に問題ないのだが、雪のある季節は登山道が実にわかり辛い。何度か枝尾根をまたがないといけないのだが、どこを行けばよいかわかり辛い。
GPSで現在地を確認しながら登山道を探す。一つ目の登山道はここ。近くで見るとかろうじて赤布とトレースが見えるが、ちょっと離れると全然わからん。
枝尾根を越えるトラバース道は雪が無い部分と雪がある部分が混じっていた。こんな場所は歩きにくいんだよね。
一つ目の枝尾根を越えると再びカールとなる。ここもまたわかり辛い。矢印の方向に少し下ると、
ようやく小さい赤布を発見し、それを頼りに進む。いやー、わかり辛い。
2つ目の枝尾根はなかなか厳しい場所に登山道が通っており、ところどころで断崖に橋が架けられていた。登山道を通した人と整備している人に感謝して進む。
ここは雪渓のトラバースも多かった。雪が無い部分が多かったのでアイゼンを外していたが、こうゆう傾斜のキツイ雪渓をまたぐときはちょっと気を使った。やっぱり残雪期のトラバースルートは手強い。
3つ目のカールは麦草の直下に当たる。このまま登りつめて麦草に行こうかとも思ったが、ハイマツ漕ぎはやっぱり嫌なのでトラバースルートをそのまま行くことに。
ここの登山道もわかり辛い。目印を見つけようとするが、ちっとも見つからず、GPSを頼りに少し移動する。矢印のように少し下るとようやく目印を発見。ここも初めての時は迷いやすいので注意だ。
巻き道は相変わらず雪渓が多く、また登山道に張りだした枝で結構苦戦した。麦草経由よりは良かったが、楽ではないな。
ようやく7合目小屋に着いたときはホッとした。これで安心して下ることができる。ちょっと休憩した後、トイレを済ませ、往路を下って行く。
すぐに見晴台につき、往路では楽しめなかった見晴らしを楽しむ。麦草も見えていたんだな。
西には御嶽、乗鞍、北アルプスの素晴らしい景色。透き通った青空に雪を抱く峰々が美しい。
その中でも御嶽はやっぱり格別だった。登りでこの景色が見れたら疲れもだいぶ減ったかも。
その後は樹林帯を黙々と下る。展望は無かったが、途中にあったイワカガミは太陽に輝き、一層美しかった。
その後もどんどん下って10:30登山口に到着。頂上から5時間。お疲れさんでした。今日は一日青空で気持ちの良い日だった。
着替えを済ませ、帰路に。帰り道、高速のPAでお昼ご飯。ソースかつ丼とミニ蕎麦のセットを頼んだが、期間限定で大きな蕎麦に替えられるとの言葉についつい大きな蕎麦を頼んでしまう。

当然、そんなに食べれる程お腹は大きくなく蕎麦が多いが為に主役のソースかつ丼は御飯を半分以上残すことに。うーん、俺は何を頼んだのか。。。
心もお腹も満腹になり、いい気分で家路に着く。

今回は久々のテン泊登山で疲れたが、初めて木曽側から木曽駒に登れたし、綺麗な景色も見れたし、満足だ。

木曽福島Bコースからの木曽駒、大変なのであまりお勧めしないが、標高差の大きい登り甲斐のある登山がしたい人はどうぞ。


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