猫とバイクを愛する男のツーリング、登山、
車での観光記録と愛猫の紹介。

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その4


お月山への登りは傾斜もきつくなく、のんびり歩ける。最後に鎖場があるが、岩や木を掴めば問題ない。
登りきったお月山から360度の展望が広がる。
西を見れば歩いた来た稜線が見事だ。ここから見るときつそうには見えないんだけどな。稜線は歩いてみないと難しさがわからないな。
北にはそれまでの荒い稜線とは正反対の平和な景色が広がる。奥に見える越後駒は中央の荒々しい沢が印象的だ。
東を見ればこれから登る中ノ岳。いったん下るので登りかえしが結構きつそうだ。それにしても登山道はどこを通っているのだろうか。全然検討が付かない。まー、行けばわかるか。
まずは祓川に向けていったん下る。祓川は一目見て飲めるとわかるとても綺麗な水が出ていた。良かった。水をあまり持ってこなかったので、出てなかったらどうしようかと心配してたのだ。十分に補給したのち、中ノ岳に向けて最後の登りを進みだした。
中ノ岳に向けてはまず草地を登って行く。目印は少ないが、踏み跡である程度わかる。
やがて木々に囲まれたトンネルのような沢を進み、プチ尾根を乗越した後はひたすら涸れ沢を登って行く。傾斜はずっときつく、立ち止まる回数が増えた。あと少し、まー、ゆっくり行きますか。
ふくらはぎがパンパンになったころ、ようやく中ノ岳避難小屋到着。懸案だった五竜岳から中ノ岳区間を歩き切ったことでほっとした。まずは小屋の中でも見に行くか。
中ノ岳避難小屋は通年無人の避難小屋だが、定期的に管理されているようでトイレはとても綺麗だった。中は雨水の残りが多少あった。10月の中旬くらいまでは雨水が利用できるようだ。

2階建てになっており、15人くらいが適当な広さか。
避難小屋から頂上はこの距離。標高差はほぼ無い。
中ノ岳頂上から避難小屋、奥に見える越後駒を見返す。まったりしていい雰囲気だ。
東を見れば巻機山や遠く苗場山や妙高も見える。
巻機山の左奥には谷川岳の峰々。このあたりの土地勘には疎いので、谷川岳と巻機山、越後駒が近いことを知ってちょっと驚ろく。休みが長いこと取れれば全部登れてしまうな。
南には兎岳から丹後山に続くなだらかな稜線。奥に見えているのは至仏山だったかな。尾瀬も近いんだな。
東には荒沢岳。尖がった山容が険しさを物語る。あちらからの周遊もなかなか良さそうだ。
中ノ岳からの展望を楽しんだ後、小屋に戻ってテントを干したり、小屋の中で寝床を準備したりと時間を潰す。普段昼過ぎに小屋に着くことなんてないから暇を持て余しちゃうね。早くつきすぎるのも退屈でいかんな。

夕刻になるにつれ、だんだんと越後駒に陰影がつくようになり、かっこよくなった。今日の夕日は期待できそうだ。
その後、再び小屋でウダウダ時間をつぶし、ようやく夕暮れ時に。色は綺麗だったが、構図がうまくまとめられず写真のできはイマイチ。うーん、無念。
やがて夕日は妙高の頂に沈み、山々に夜が訪れた。辺りには風の音しかしない。とても静かな世界だ。
小屋に戻って夕食を摂る。この日は全部で10人もいかないくらい。ゆったりと小屋が利用できてよかった。明日も晴れてくれるとうれしいな。。。


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越後三山 2014年10月


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